金正恩氏の後頭部に変色と絆創膏、健康状態にさらなる異変か
金正恩総書記の後頭部の一部に、変色が認められるようになったと海外メディアが伝えている。
数ヶ月前には、著しく痩せた正恩氏の姿が報じられ、病気ではないかとの憶測が広まっていた。(Switch Newsでも6月11日の記事でお伝えした)今回の変色部分についても同様に、健康上の問題が関係しているのではないか、との見方が強まっている。
北朝鮮メディアが放映した映像に
正恩氏の後頭部の変色が分かったのは、先月24日から29日まで正恩氏が出席していた、軍関連のイベントの映像からだ。
それを見ると、比較的広い範囲に黒っぽい変色があるのが分かる。海外メディアは「暗緑色(dark green)の部分、あるいは打ち身のような跡」と形容している。また、別の日に撮られた映像では、その部分に絆創膏が貼られている。(下にあるのは、Cad O’Carrollさんというジャーナリストが個人のツイッターアカウントに投稿した問題の画像)
Mysterious spot and bandage appear on back of Kim Jong Un’s head https://t.co/IaRCEzzyTR pic.twitter.com/jd2Ppz7jdX
— Chad O'Carroll (@chadocl) August 2, 2021
この件を報じたNK NEWSによれば、映像は北朝鮮の国営メディアによるもので、正恩氏の後頭部をなるべく映さないようにしているように見えるが、別に公開された画像(写真)にはよりはっきり写っているとのこと。
また、これ以前の6月29日に開かれた北朝鮮政治局会議の映像では、正恩氏の後頭部に変色はなかったそう。
近年、健康に不安が
近年の正恩氏には、健康上の問題があれこれ起こっているようだ。昨年5月には長期間公の場に姿を見せず、心臓発作説や死亡説まで流れた。この時は、映像中の正恩氏の腕に暗色部があるのが分かり、心臓病に関連する変色のようだ、という専門家の見解が報じられた。
また、2014年には、40日間公務から遠ざかり、再び姿を見せた時には片足を引き摺り、杖をついて歩いていたということもあった。この時は国営メディアも、正恩氏の「体調が良くない」ことを認めざるを得なかったという。(了)
出典元:NK NEWS:Mysterious spot and bandage appear on back of Kim Jong Un’s head(8/2)
出典元:ZEE NEWS:North Korea’s Kim Jong Un seen with head bandage, fuels speculation about health(8/4)