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「イライラする」気候変動問題に関するエリザベス女王の言葉をマイクが拾う

「イライラする」気候変動問題に関するエリザベス女王の言葉をマイクが拾う
Twitter/The Royal Family

イギリスで「COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)」が開催されるのを前にして、エリザベス女王の私的な発言がマイクで拾われた。

 

「彼らは、話はするけど何もしない」

 

エリザベス女王(95)は10月14日、ウェールズの議会が開かれるため、カーディフの街を訪れていたという。

 

そして議会の開会式では義理の娘であるカミラ夫人と、議会議長のElin Jones氏と会話を交わしたそうだ。

 

その際、マイクはエリザベス女王の「COPについては全て聞いてきたけど、まだ誰が出席するのか、知らされていないわ」という言葉を拾ったという。

 

さらにマイクの音声記録には、気候変動問題への対策の欠如について「話はするけど何もしないのは、イライラするわ」といったエリザベス女王の言葉が残されていたそうだ。

 

女王は各国リーダーを出迎える予定

 

「COP26」は10月の終わりから、スコットランドのグラスゴーで開催される予定で、エリザベス女王はそこで各国のリーダーを出迎える予定となっている。

 

しかし中国の習近平氏をはじめとする数カ国のリーダーは、まだ出席を明らかにしていない。

 

イギリス政府のGrant Shapps運輸大臣は、女王の発言は、放送されることを意図したものではないとし、「プライベートでなされたコメントは、プライベートのままにしておくべきだと思います」と述べている。

 

政治的な意見を言うことはない

 

立憲君主制のイギリスでは、女王は政治的な立場を超えた存在であり、公の場で意見を表明することはほとんどない。

 

しかし息子のチャールズ皇太子や、孫のウィリアム王子は長年、積極的に環境問題に取り組んできたという。

 

そして『スター・トレック』の俳優ウィリアム・シャトナー氏(90)が、ブルーオリジンのロケットにより最高齢で宇宙飛行に成功した翌日、ウィリアム王子はBBCのインタビューで宇宙旅行を批判。

 

世界で最も優れた頭脳は、代わりに地球の修復に集中すべきだと述べた。

 

出典元:ABC News:British queen appears to show irritation at climate inaction(10/15)

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