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ゼレンスキー氏、極右アゾフ兵士を連れてオンライン演説、ギリシャ野党怒り

ゼレンスキー氏、極右アゾフ兵士を連れてオンライン演説、ギリシャ野党怒り
YouTube/Καθαρή Δύναμη

うっかりしていたのだろうか? その存在を否定する意見もあるウクライナのアゾフ大隊だが、ゼレンスキー大統領が、自身のオンライン演説の中でアゾフ大隊の兵士を登場させてしまった。ロイター通信が報じている。

 

ギリシャ議会のオンライン演説で

 

今月7日、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相の招きにより、ウクライナのゼレンスキー大統領がオンライン演説を行なった。

 

ゼレンスキー氏は、ギリシャ人が多く住むマリウポリの惨状を伝え、ギリシャの議員たちにさらなる援助を求めた。そして、おそらくウクライナの戦意をアピールするためだろう、2人の兵士を登場させ、喋らせたのだ。その1人がアゾフ大隊の兵士だった。

 

演説の全編は、ギリシャのネットメディアがYouTubeで公開している(ギリシャ語の同時通訳)。また、2人の兵士が登場する部分を切り取った動画が、ツイッターに出回っている。(問題のアゾフ兵登場は前半0:00から1:06まで)

 

 

アゾフ兵は、動画の中で、自分はミハエルという名のギリシャ系ウクライナ人であると言っている。「祖父は第2次大戦中にナチスドイツと戦った」という発言までは、アゾフのメンバーとは分からないのだが、その後、

 

「私はアゾフ大隊にいてウクライナを防衛している」

 

と、ポロリと言ってしまう。(0:15あたり。同時通訳者が「アゾフ」と言っているのがわかる。この部分のロイター通信による英訳は「 I participate in the defence of Ukraine through the Azov Battalion」)

 

このミハエルという兵士は、祖父がナチスと戦ったにもかかわらず、自分はネオ・ナチ集団と言われるアゾフ大隊に属しているというわけだが、これはいささか妙だ。

 

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左派政党から批判

 

報道によれば、アゾフ兵士の登場に、ギリシャの左派政党は怒っているそう。急進左派連合(SYRIZA)の党首であるアレクシス・ツィプラス元首相は、演説が終わるとすぐに次のようなツイートをしたとのこと。

 

「ウクライナとの連帯は規定の事実として変わりないが、議会にナチ(=アゾフ大隊)が発言する場所はない」

 

また、ギリシャ政府の報道官は、アゾフ大隊のメンバーによる発言は「間違いであり、不適切であった」と認めている。(了)

 

※アゾフ大隊については、NHKの番組が詳しく伝えている。是非、そちらもご覧いただきたい。

解説】ネオナチか 精鋭部隊か ウクライナのアゾフ大隊とは (油井’sVIEW)

 

出典元:Reuters:Azov fighter video overshadows Zelenskiy’s address to Greek lawmakers(4/7)

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