フランス大統領選、マクロン大統領と極右のル・ペン候補が決選投票へ
フランスの大統領選挙(1次ラウンド)が4月10日に行われ、エマニュエル・マクロン大統領と極右のマリーヌ・ル・ペン候補の2人が、今後決選投票に臨むことになった。
極左の候補者も躍進
10日の投票(集計率96%)では、マクロン大統領が27.42%、極右のル・ペン氏が24.03%、極左のジャン・リュック・メランション氏が21.57%の得票率になったという。
今回の大統領選には12人の候補者が立候補したが、10%以上の得票を得たのはこの3人だけ。
極左のベテラン候補、メランション氏は5年前より得票を伸ばしたが、マクロン氏とル・ペン氏が決選投票に臨むことになった。
According to official data, as a result of almost 100% of ballots processed, #Macron won more than 27% of the vote. His main opponent, Marine #LePen, got about two and a half percent less.
Most of the candidates are urging their voters to vote for Macron in the decisive battle. pic.twitter.com/Q2yr1kpVAU
— NEXTA (@nexta_tv) April 11, 2022
メランション氏がキングメーカー?
この決選投票では、メランション氏の支持者の動向がカギを握ると考えられ、今や彼はキングメーカーの役割を担っているという。
メランション氏は「マリーヌ・ル・ペンに1票も与えてはならない」と支持者に警告。しかし代わりにマクロン大統領を支持することもなかったそうだ。
ただし左派の他の候補者たちの多くは、マクロン氏を支持している。
一方、ル・ペン氏は、今回の大統領選で4位(7%の得票率)となった極右評論家のエリック・ゼムール氏の支持者を当てにすることができるという。
また民族主義者のニコラ・デュポン=アイニャンも、ル・ペン氏を支持しているそうだ。(了)
出典元:BBC:French elections: Macron and Le Pen to fight for presidency(4/10)