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「報復措置を取らざるを得ない」フィンランドのNATO加盟申請でロシアが反応

「報復措置を取らざるを得ない」フィンランドのNATO加盟申請でロシアが反応
Twitter/Kaja Kallas

フィンランドの大統領と首相がNATO加盟申請を発表したことに対し、加盟国の首脳は歓迎の意を表明している。

 

多くのNATO加盟国が歓迎

 

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、フィンランドが同盟国に「温かく歓迎」されると述べ、加盟プロセスが「スムーズかつ迅速」であることを約束した。

 

またポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相も、フィンランドがNATO加盟を申請することは「ポーランドと欧州の安全保障にとって素晴らしいニュース」だと述べている。

 

チェコ共和国のペトル・フィアラ首相は、フィンランドのNATO加盟を「もちろん」支持すると発言。デンマークのメッテ・フレデリクセン首相も、デンマークは迅速な申請手続きを支援するために「可能なことすべて」を行うと述べている。

 

他にもエストニアやルーマニア、ラトビアなどの首脳らから、NATO加盟申請のためにフィンランドを支援するとのコメントが寄せられた。

 

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ロシア「「間違いなく脅威」

 

フィンランドと1300kmも国境を接するロシア側は、NATO加盟申請に対して「報復的な措置を取らざるを得ない」と主張した。

 

ロシア外務省は声明で、次のように述べている。

 

「フィンランドがNATOに加盟することは、同国の外交政策の根本的な変化となる。ロシアは、自国の安全保障に対する脅威を阻止するために、軍事技術的な面でもその他の面でも、報復措置を取らざるを得なくなるだろう」

 

またロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官も、フィンランドのNATO加盟の動きはロシアにとって「間違いなく」脅威であると主張。

 

「間違いなくNATOの拡大は、我々の大陸をより安定させ、より安全にするものではありません」と述べ、フィンランドがロシアに対し「非友好的な手段」をとったと語った。

 

またロシアの対応はどのような形になるかと問われ、ペスコフ報道官は「全ては、このNATOの拡大プロセスがどのように展開されるか、軍事インフラがどの程度国境に近づくかによるだろう」と述べている。

 

しかし、エストニアのアラー・カリス大統領は、ロシアがNATOの拡張を攻撃的なものと見なそうとするのは、近隣諸国と「平和に暮らすことに失敗した結果である」と語った。

 

またフィンランドの地元紙によれば、ロシアは5月13日からフィンランドへのガス供給を停止する可能性があるという。

 

これはフィンランドの政治家がロシアから警告を受けた情報とされ、地元紙はガスが遮断された場合、フィンランドの一部の産業や食料生産に大きな問題が発生すると報じている。

 

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国連でロシア軍による虐殺の調査を決議

 

一方、国連人権理事会は5月12日、ウクライナの一部地域(キーウなど)におけるロシア軍による虐殺や拷問、虐待の疑いを調査し、責任者の責任を追及するための決議を採択した。

 

50カ国以上が、「ロシアの侵略に起因するウクライナの人権状況の悪化」を調査するための特別理事会の開催を求める、ウクライナ政府の要請を支持したという。

 

この決議では、33カ国が賛成、中国とエリトリアの2カ国が反対し、賛成多数で可決された。棄権は12カ国だったという。

 

 

国連人権委員会の委員長は、ここ数週間において、ウクライナの首都・キーウ周辺で1000体の遺体が収容されたとし、ロシアの侵攻以来検証している違反行為の多くが、戦争犯罪に相当する可能性があると述べた。

 

ミシェル・バチェレ委員長は、国連人権理事会のビデオ演説において「キーウの北の地域における、即決処刑の兆候を含む不法殺害の規模は、衝撃的だ」と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: UN calls for end to school strikes after nearly 100 child deaths in April; EU to consider Ukraine’s membership – live(5/12)

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