英のスナク首相、車内でシートベルをしていない動画を投稿、警察が捜査
イギリスのリシ・スナク首相は先日、車内でシートベルトをしていなかったことを指摘され、謝罪した。
インスタに投稿した動画に映っていた
スナク首相は、ランカシャーを移動中、車内で格差是正のための政策「レベリングアップ」を宣伝する動画を撮影したという。
その後、動画をインスタグラムに投稿したのだが、そこにはスナク首相がシートベルトをしていない様子が映っていた。(現在、動画は削除されている)
この点を指摘され、スナク首相は「判断ミス」だったとし謝罪。しかし警察は現在、調査を行うことを検討しているという。(最新の情報では、すでに首相は罰金を支払ったそうだ)
官邸側も「例外」とは考えていない
イギリスでは、シートベルトがあるのに着用しない場合、最高で500ポンド(約8万円)までの罰金が科せられるという。
ランカシャー警察の広報担当者は1月19日、「この件は承知しており、調査するつもりだ」と述べたそうだ。
首相官邸のスポークスマンは、シートベルトの件について、次のように述べている。
「首相は、これが間違いであったことを完全に受け入れており、謝罪しています。首相は、誰もがシートベルトを着用すべきであると考えています。判断ミスで、映像を撮るために短時間シートベルトを外したのですが、ご覧いただいたように、それが間違いだったことを受け入れています」
もっともシートベルトの着用に関しては、警察や消防、レスキューのために車を使用する場合や、医療上の問題があると認定された場合など、いくつか例外が定められている。
しかし首相官邸側は、大臣専用車での移動に例外があるとは考えていないそうだ。
ただネットでは、このような捜査は「時間の浪費だ」や、「警察はもっと大事なことを調査すべきだ」との意見も寄せられているという。(了)
出典元:METRO:Police looking into Rishi Sunak not wearing seat belt in moving car(1/19)