Wikipedia/Robert F. Kennedy Jr.

次期米大統領選に立候補した民主党のロバート·F·ケネディ·ジュニア氏（69才）が、1963年のジョン·F·ケネディ大統領の暗殺に関して、歯に衣を着せずCIAを非難している。ロバート·F·ケネディ·ジュニア氏（以下ケネディ氏）は、暗殺されたケネディ大統領の甥にあたる。

CIAが大統領殺害に関与した

ケネディ氏は先日、ラジオのインタビュー番組「Cats Roudtable」の中でこう発言した。

「彼（ジョン·F·ケネディ大統領）の殺害にCIAが関与した、という圧倒的な証拠があります。それ（CIAの関与）は明らかに疑いの余地がないことだと思います。証拠は圧倒的です。そしてその証拠は、CIAが殺害に関わり、かつその事実を隠蔽したことを示しています」

1963年11月22日、当時46才だったジョン·F·ケネディ大統領は、テキサス州ダラス市内をオープンカーでパレード中に、頭と首に銃弾を受けて死亡した。

この事件は、元海兵隊員の犯人リー·ハーヴェイ·オズワルドの単独犯行とされ、公式の捜査は終了となったが、それ以来数十年にわたり数々の陰謀論が生まれた。CIAが関与していたという説は、そうした陰謀論の筆頭とも言えるもの。今回、ケネディ氏は、それが陰謀論でなく事実だと公に主張した。

50年以上公開されなかった資料

アメリカでは1992年にジョン·F·ケネディ大統領暗殺記録収集法が成立し、JFK暗殺に関連するあらゆる記録が公開されることとなった。だが、その大部分が実際に公開されたのは2022年のこと。これについてケネディ氏は、当時メディアにこう話している。

「（暗殺があってから）もう58年にもなる。彼ら（政府）はこれまで記録に目を通す暇がなかったと、本気で言うつもりか？　ホワイトハウスは、この3世代の間に目を通す暇がなかったと言っている。聞いた国民は、政府は嘘つきだと思うし、ジョー·バイデンを嘘つきとして見るだろう」（了）

出典元：People:Robert Kennedy Jr. Leans into Conspiracy That CIA Was Involved in Uncle John F. Kennedy’s Assassination(5/8)
出典元：The Hill:Robert Kennedy Jr. sees ‘overwhelming evidence’ CIA involved in JFK assassination(5/8)