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「ガザ地区への核爆弾投下も可能性の1つ」イスラエルの大臣が発言

「ガザ地区への核爆弾投下も可能性の1つ」イスラエルの大臣が発言
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イスラエルの大臣が、ガザ地区への核攻撃について言及し、その発言が波紋を広げている。

 

文化遺産大臣がラジオで発言

 

イスラエルのAmichai Eliyahu文化遺産大臣は、ラジオ番組のインタビューにおいて、「パレスチナやハマスの旗を振る人々は、地球上で生き続けるべきではない」と主張したという。

 

また「ガザ地区への核爆弾投下は、可能性の1つであり、パレスチナ人への人道支援は制限されるべきだ」とも述べたそうだ。

 

さらに「我々はナチスに人道支援物資を渡さない。ガザ地区には(ハマスに)関与していない民間人など存在しない」と語った。

 

ネタニヤフ首相は発言を批判

 

この発言に対し、イスラエルのネタニヤフ首相は、「現実から乖離している」と非難。ヨアフ・ガラント国防相も「このような人物がイスラエルの安全保障を担当しないのは、良いことだ」とEliyahu文化遺産大臣を批判したという。

 

またその後、ネタニヤフ首相は、Eliyahu文化遺産大臣に対し、追って通知があるまで閣議への出席を停止するよう、命じたそうだ。

 

ただしEliyahu文化遺産大臣は、戦時内閣のメンバーではないため、実質的に彼には影響がないと考えられている。

 

人質の家族も強く非難

 

またイスラエルで結成された「人質・行方不明家族フォーラム」も、Eliyahu文化遺産大臣の「核発言」を非難した。

 

まず「フォーラム」は、ガザ地区におけるイスラエルの最優先事項は、「ハマス」に拘束されている女性、子供、幼児、高齢者を含む人質の解放でなければならないことを強調。

 

その上でEliyahu文化遺産大臣の発言について、「イスラエルの国家や人質の家族の立場を代表しない、このような無謀かつ残酷な発言は、決して行われるべきではない」と強く非難した。

 

そもそも国際法では、大量破壊兵器の使用を厳しく禁止している。またイスラエルは公に核実験を実施したとも、核兵器を保有しているとも発言していないが、国際監視団は同国が約80~90発の核弾頭を保有しているとみているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israel launches major strikes on Gaza as Netanyahu again rules out ceasefire(11/5)

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