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米の人権団体、イスラエル軍のガザ攻撃を阻止しなかったとして、大統領を提訴

米の人権団体、イスラエル軍のガザ攻撃を阻止しなかったとして、大統領を提訴
X_President Biden

アメリカの人権団体が、イスラエル軍の攻撃を阻止しなかったとして、ジョー・バイデン大統領を裁判所に訴えた。

 

国際法などの義務を怠った

 

その人権団体とは、ニューヨーク市にある「Center for Constitutional Rights’ (CCR)」だ。

 

この非営利の団体は、市民の自由と人権に関する訴訟、および活動に焦点を当ててきたという。

 

そして今回、「CCR」は複数のパレスチナ人団体や個人を代表し、バイデン大統領がイスラエルのガザ侵攻を阻止するという、国際法及び米国法の義務を怠ったとして、提訴に踏み切った。

 

国際法「ジェノサイド条約」の違反

 

「CCR」によれば、イスラエル軍の行動、例えば大量殺戮、民間インフラへの攻撃、パレスチナ人の強制追放(移住)は、「ジェノサイド」に相当するという。

 

また1948年に採択された国際法「ジェノサイド条約」では、アメリカやその他の国が、虐殺を阻止するために、権力と影響力を行使することが求められているそうだ。

 

にもかかわらず、アメリカ政府はそれを行わなかったとして、「CCR」はカリフォルニア州の連邦裁判所に提訴した。

 

この訴訟において「CCR」は、アメリカがイスラエルに武器、資金、外交支援を提供することを禁じるよう裁判所に求めている。

 

また、バイデン大統領やアントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官に対しても、「ガザ地区のパレスチナ人に対する、イスラエルによる大量虐殺行為を阻止するために、権限の範囲内であらゆる措置を講じるよう」求めたという。

 

現在、国際刑事裁判所(ICC)も、イスラエルと「ハマス」を戦争犯罪容疑で捜査しており、カリム・カーン検察官も先日、ガザ地区の民間人たちを封鎖し、食糧や医薬品まで絶ったイスラエルを非難した。(了)

 

出典元:The Guardian:US rights group sues Biden for alleged ‘failure to prevent genocide’ in Gaza(11/13)

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