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S・バノン氏が、欧州の右派勢力を支援する財団設立に向け動き出す

S・バノン氏が、欧州の右派勢力を支援する財団設立に向け動き出す
Facebook/UK Populism

トランプ大統領の首席戦略官及び上級顧問を務めたスティーブ・バノン氏が、ヨーロッパの極右勢力を拡大させるための財団を設立しようとしていることが明らかにされた。

 

欧州の右派勢力と会合を続けてきた

 

この非営利の財団の名前は「The Movement」となる予定で、バノン氏はこれが1984年に投資家のジョージ・ソロス氏によって設立されたリベラル寄りの「オープン・ソサエティ財団」に対抗しうるものになるのを望んでいるそうだ。

 

そもそも彼は昨年の8月に上級顧問を辞任し、ホワイトハウスから去ったが、その後ヨーロッパの極右勢力を支援するため、会合を重ねてきたと言われている。

 

実際にフランスのマリーヌ・ル・ペン氏や、「ドイツのための選択肢」のAlice Weidel氏、ハンガリーのViktor Orban氏、イギリスのナイジェル・ファラージ氏と直接会い、意見交換をしてきたという。

 

また彼は今年の3月には「歴史は極右勢力側に見方している」と発言。その上でフランスの極右政党「国民戦線(現・国民連合)」の集会において、人種差別主義を名誉のバッジとして身につけるよう訴えたり、あえて自分たちが人種差別主義者と呼ばれるよう促したりしてきたそうだ。

 

さらに先日、イギリスを訪問した際にも、バノン氏は極右団体「イングランド防衛同盟(EDL)」の創設者であるTommy Robinson氏のことを、「イギリスを支える人物(背骨)」だとして高く評価したとか。

 

ターゲットは来年のEU議会選挙か

 

バノン氏によれば、新しい財団は選挙調査やシンクタンクによる研究、メッセージングによるアドバイス、右派グループをターゲットにしたデータなどを提供する予定だという。

 

また彼は来年5月に行われるEU議会選挙の後に、3分の1の議員を引き込むような「スーパーグループ」を作り出す計画を練っているそうだ。

 

さらにバノン氏は、スイスで行われた恒例の世界経済フォーラムでの会合に言及しながら、「来年の5月はとても重要で、これがポピュリズムとダボス会議派との間において大陸中で繰り広げられる最初の戦いになることも、全ての人が同意しています。これはヨーロッパにとってとてつもなく重要な瞬間になるでしょう」と語っている。

 

選挙前にベルギーに本部を置く予定

 

「The Movement」は10人のフルタイムの社員を雇い、2019年の選挙の前にはベルギーの首都、ブリュッセルに本部を置く予定としているが、このプロジェクトでどのように資金を集めるのか、明らかにしていない。

 

またバノン氏は、EUが統合してから数十年経った現在、「右派ポピュリストのナショナリズムが、ヨーロッパの未来になると信じている」と語ったという。

 

さらにイタリアでも極右勢力が台頭していることについて「イタリアは現代政治の、脈打つ心臓部だ。ここでうまくいけば、どこでもうまく行く」と述べている。

 

白人至上主義者として知られているバノン氏は、トランプ大統領を当選させた立役者とも呼ばれていたが、同じ手法で今度はヨーロッパ全土を動かそうとしているのかもしれない。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Steve Bannon to set up ‘The Movement’ foundation to boost far-right across Europe(7/23)

出典元:Daily Beast:Inside Bannon’s Plan to Hijack Europe for the Far-Right(7/20)

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