異様に速いロボット犬、100m走でギネス世界記録を達成
4本足の犬型ロボットが100mを走り、最速の記録を打ち立てたという。
100mを19.87 秒で走る
そのロボット犬の名前は、「HOUND」。韓国科学技術院 (KAIST) の、動的ロボット制御設計研究所によって開発されたという。
そして先日、「HOUND」は100mを時速30kmほどで走り、19.87 秒でゴールしたそうだ。
これにより世界で最速のロボット犬として、ギネス世界記録に認定された。走る様子がこちら。
New record: Fastest 100 metres by a quadrupedal robot – 19.87 seconds by KAIST Dynamic Robot Control and Design (DRCD) Laboratory in South Korea 🤖
The robot’s name is ‘HOUND’. pic.twitter.com/oQ2WImNcFW
— Guinness World Records (@GWR) December 12, 2023
重さは45kg、スプリントに特化
「HOUND」の設計者であるYoung-Ha Shin氏は、次のように語っている。
「これらの動きはすべて、強化学習によるシミュレーションで訓練された単一の[モーター]コントローラーで実現されました。駆動装置の限界を押し上げるために、モーターの特性をシミュレーションに組み込み、環境を可能な限り現実世界に近づけました。シミュレーションではさらに高速に加速することができますが、現実の世界では、まだテストをしていません」
「HOUND」はスプリントに特化した軽量な脚部を装備。重さは45kgで、平均的な雄のアメリカン ブルドッグの成犬とほぼ同じとされている。
このロボット犬は高速走行用に設計されているが、22度の斜面を登ったり、3.2kmも歩いたり、高さ35cmの障害物を乗り越えることもできるという。(了)
出典元:Guinness World Records:Robo-dog named “HOUND” sets 100-metre robot sprint record(12/12)