お尻から10cmの尻尾が生えた赤ちゃん、中国で誕生
それは非常に珍しい脊柱の障害が原因らしい。赤ちゃんの尾骨あたりからぶら下がる尻尾のようなものには、小児科医も驚き、動画を投稿した。
10cmほどの尻尾
中国の動画共有プラットフォーム「抖音(Douyin)」に投稿したのは、中国·浙江省杭州市にある小児病院「Hangzhou Children’s Hospital」に勤務する小児脳神経外科医のLi(李)医師だ。
動画には、赤ちゃんの背面、お尻の上あたりに付いた紐のようなものが映っている。
この赤ちゃんは退行性の変性が不完全で、尻尾のようなものは脊髄係留(tethered chord)と呼ばれるものではないか、とLi医師は考えたそうだ。のちにMRIを撮ってみると、それが当たっていたことが分かった。
脊髄係留とは、海外メディアによると、通常脊椎の中にある神経線維(脊髄)が脊椎の中に収まらず、周囲の組織に付着してしまうこと。そして、これは通常脊椎の最下部、つまり尾てい骨のあたりで起こるのだそう。
脊髄係留が起こると、神経が不自然に圧迫され、様々な障害を引き起こす。なので手術が必要だ。
動画は14万回以上シェアされる
3月11日に「抖音」に投稿されたこの動画は、すでに14万5000回以上シェアされ、3万4000件を超える「いいね」が付けられた。
見た人たちはこの赤ちゃんの今後が気になったようで、「どうやって治すのでしょう? 手術でしょうか、それとも放っておけば抜け落ちるのでしょうか?」というコメントや、「私としては、こういうのはとてもカッコいいと思う。けれど、赤ちゃんの健康に影響があるのかな?」といった意見が寄せられている。
また、「同じような赤ちゃんの話を、昔聞いたことがあった。その時は信じなかったけど、まさか本当にあるとはね」という書き込みもある。(了)
出典元:Mirror:Baby born with four-inch tail growing from its back due to ultra rare birth defect(3/15)
出典元:Metro:Baby born with four-inch tail growing from its back(3/14)
出典元:J-stage:脊髄係留症候群