宇宙から見たアイダホ州の土地、チェス盤のような模様が描かれていた!

アメリカのアイダホ州にある土地が、上空から見ると、チェス盤のようになっているという。
2017年1月に写真を公開
その写真は2017年1月に「NASA Earth Observatory」によって公開されたもので、当時国際宇宙ステーションに滞在していた宇宙飛行士が撮影したものだとされている。
写真には、カナダ国境から南に約65km離れた、アイダホ州北部の山岳地帯、プリースト川沿いの土地の様子が映っていた。
ユニークなのは、川の大きな湾曲部に位置する場所で、そこには「チェス盤」のマス目のように、白と黒の土地が規則正しく並んでいたという。
森林管理活動による模様
この土地は、最大幅が約8kmもあり、約185個のマス目で構成されている。
各マス目を合わせると約13万平方メートルの面積とされ、この広さはフットボール場24面分に相当するそうだ。
実はこの模様は、1800年代に開始された、グリッドベースの森林管理活動から生まれたものだという。
ここでは森林生態系を維持するため、交互に区画ごとに木々が伐採され、そのサイクルが繰り返されているそうだ。
そして伐採された部分には新しい木が植えられ、それが成長すると再び伐採されるという。
さらに公開された写真の白い区画の部分は、若木の上に積もった雪とされ、これにより明確なモザイク模様が作られたそうだ。
コロンビア川流域の一部であるプリースト川は、アイダホ州内外の製材所へ木材を輸送するために利用されていたという。
そこでは丸太のいかだが川面に浮かべられ、多くの場合、人がその上に立ち、長い棒を使っていかだの向きを変えて、木材を運んでいたそうだ。(了)
出典元:Livescience:Giant ‘chessboard’ surrounds Idaho river in bizarre astronaut photo — Earth from space(9/9)