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オーストラリア中部にシベリア・ハヤブサが飛来、この地域で初めて確認

オーストラリア中部にシベリア・ハヤブサが飛来、この地域で初めて確認
X_Australian Wildlife Conservancy

オーストラリアの野生生物保護協会(AWC)は2月3日、これまで中部で一度も確認されなかったシベリア・ハヤブサが目撃されたと明らかにした。

 

撮影された写真を分析

 

野生生物保護協会(AWC)の野生生物生態学者、ティム・ヘンダーソン氏は2025年2月、中央部の町、アリススプリングス近郊にあるニューヘイブン野生生物保護区の上空で、猛禽類を発見し、写真撮影に成功したという。

 

その後、専門家らが写真を分析。その鳥がハヤブサの亜種、シベリア・ハヤブサであることが確認された。

 

オーストラリアの北部や東部の海岸沿いでは時折、このハヤブサが目撃されていたが、中央部にあるこの地域では、今まで一度も記録されていない。

 

なぜ乾燥地帯に現れたのか?

 

シベリア・ハヤブサは本来、ユーラシア大陸の北極圏にあるツンドラ地帯に生息しており、冬になると越冬のため南下するが、オーストラリアまでは数千kmも離れている。

 

しかも発見された場所は、オーストラリアの乾燥地帯で、本来暮らしている場所とは、環境が大きく異なっているという。

 

AWCは声明で、このハヤブサがこの地域に現れたのは、2024年に発生した大規模で異常な降雨と関連している可能性があるとの見方を示している。

 

この降雨によって一時的に湿地帯が形成され、猛禽類や捕食動物の群れが集まったそうだ。

 

特に、ニューヘイブン野生生物保護区では、2024年に顕著な降雨量に見舞われ、3月だけで316mm、年間合計で637mmの降雨量が記録されたという。

 

ヘンダーソン氏は声明の中で、次のように述べている。

 

「この時の降雨量は、2001年以降で年間最多となり、記録上5番目に雨量の多い年となった。この雨によって湿地帯が満たされ、一時的な水源が生まれ、獲物の大群を支えることができた。その結果、ハヤブサやオオタカなど、猛禽類の多様性が高まった」

 

ハヤブサ(Falco peregrinus)は、世界最速の鳥で、南極を除く世界中に生息し、長距離飛行が可能とされ、大陸間を移動することもあるという。(了)

 

出典元:Livescience:Extraordinary photo captures first appearance of Siberian peregrine falcon in Australia’s arid center(2/6)

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