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止まらない米大学での親パレスチナ・デモ、バージニア大学で警察と激しい衝突

止まらない米大学での親パレスチナ・デモ、バージニア大学で警察と激しい衝突
X_Anahita Jafary

アメリカ各地の大学では先週末も、親パレスチナのデモが行われ、学生らがキャンパスから排除された。

 

25人の学生を逮捕

 

5月4日、バージニア大学では、親パレスチナのデモ参加者が、キャンパス内からのテントの撤去を拒否。このため警察がキャンパス内に入り、デモに参加していた学生たちと激しく衝突した。

 

バージニア大学では4月30日から、学生らがキャンパス内の礼拝堂の外にある、芝生にテントを張りはじめ、抗議活動が行われたという。

 

大学側は、敷地内からテントを撤去するよう命令。しかし学生らがこれに従わなかったため、大学側はバージニア州警察に要請し、警察が25人の学生らを逮捕したそうだ。

 

SNSには、盾を持った重武装の警官が、学生たちを乱暴に扱う様子が投稿されている。

 

警察が化学刺激剤をスプレー

 

学生のデモ参加者を支援してきた国際学の助教授、ローラ・ゴールドブラット氏によれば、警察が進入すると学生たちは地面に押し倒されたり、腕を引っ張られたり、化学刺激剤をスプレーされたりしたという。

 

アメリカ・イスラム関係評議会もこの動画を確認した後、「我が国政府が資金提供している大量虐殺に、抵抗しようとする学生に対する過度の武力行使は容認できない」と非難の声を上げた。

 

その上で、大学側に徹底的な調査を要求。警察を呼んだことを謝罪し、学生と話し合う必要があると訴えたという。

 

今までに2400人を逮捕

 

AP通信によれば、4月18日以来、抗議活動で逮捕された事件が少なくとも61件発生し、47のキャンパスで2400人以上の学生が逮捕されたという。

 

ただ一部の大学では、期末試験や卒業式の中断を回避するために、大学側がデモ参加者と話し合い、合意に達したためデモが中止されたそうだ。

 

その一方、ミシガン大学では卒業式の最中に、デモ参加者が反戦のメッセージを唱えたり、旗を振ったりしたという。(了)

 

出典元:NBC:25 arrested at UVA after police clash with pro-Palestinian protesters(5/5)

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