中国の自動車メーカー、ナトリウムイオン・バッテリーを搭載した車を開発

中国の自動車メーカーが世界で初めて、ナトリウムイオン・バッテリーを搭載した電気自動車を開発したと発表した。
電気自動車「長安Nevo A06」
その電気自動車は「長安Nevo A06」と呼ばれ、自動車メーカー「長安汽車」と、バッテリーメーカーの「宁德时代新能源科技股份有限公司(CATL)」が共同で開発したという。
「長安Nevo A06」は、世界で初めてナトリウムイオン・バッテリーが搭載された、量産型の電気自動車となる。
そのバッテリーは「CATL Naxtra」と呼ばれ、2025年4月に初めて発表されており、1キログラムあたり175ワット/時も発電できるという。
1回の充電で400kmも走行
ナトリウムイオン電池はリチウムイオン(Li-ion)電池よりも速く充電でき、「Nevo A06」はわずか15分で80%まで充電が可能。しかも1回の充電で、400kmも走行可能になるそうだ。
電気自動車のサイト「Electra」のデータによると、この充電速度は、テスラ「モデルY」が100キロワットで80%まで充電する速度の2倍に相当するという。
「Nevo A06」は2026年半ばの発売が予定されており、近い将来に市場に登場することが予想される、多くのナトリウムイオン電気自動車(EV)の先駆けになると考えられている。
コストが安く、極端な温度にも強い
ナトリウムイオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して、電池製造コストを劇的に削減し、電池の安全性を向上させる可能性があるという。
ナトリウムイオン電池は、より入手しやすいナトリウムから作られており、動作が安定。そのため、損傷しても発火しにくく、これは電気自動車にとって重要な安全機能と考えられている。
しかもナトリウムイオン電池は極端な温度にも強く、氷点下をはるかに下回る温度でも、人間の居住温度をはるかに超える温度でも、十分な充電量を維持できるため、年間を通してEVの性能と効率が向上するそうだ。
「CATL」は当初の発表で、このバッテリーが摂氏マイナス40度から、摂氏70度の温度範囲でも稼働し、最も低い気温でも、充電量の90%を使用可能な電力として保持できると述べていた。(了)
出典元:Livescience:China puts a sodium-ion battery into an EV for the first time — it can drive 248 miles on a single charge(3/6)


























