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人体に未知の臓器が見つかる、オランダ癌研究所が鼻の奥に大きさ3.5cmの腺を発見

人体に未知の臓器が見つかる、オランダ癌研究所が鼻の奥に大きさ3.5cmの腺を発見
Radiotherapy and Oncology

人の鼻の後ろ奥に、これまで知られていなかった新しい臓器が発見された。

 

前立腺がんの研究中、偶然に見つかる

 

発見したのはオランダ癌研究所(Netherlands Cancer Institute)の研究チーム。彼らが「PSMA PET-CT」という画像診断法で前立腺がん患者を検査していたところ、鼻の奥に大きさ3.5cmの唾液腺を発見した。

 

「PSMA PET-CT」というのは、CATスキャン(コンピュータ断層撮影法)とPETスキャン(ポジトロン断層法)を組み合わせた撮影法で、前立腺腫瘍だけでなく、唾液腺もよく映るという特徴がある。

 

研究者たちが、患者に注入した放射線トレーサーの行方を「PSMA PET-CT」で追ったところ、全く予期しなかった2カ所が光ったという。それは鼻の奥深く、下の写真の矢印で示された場所だ。

 

Radiotherapy and Oncology

 

未知の臓器

 

これは分泌腺で、長さは約3.6cm(平均で3.9cm)、形が他の部分にある大きな唾液腺と同じだという。またこれまで、人間には3つの大きな唾液腺が知られていたそうだ。1つは舌の下、1つは顎の下、もう1つは頬の後ろの顎の後ろにある。研究チームの放射線腫瘍学者・Wouter Vogel氏は海外メディアにこう話す。

 

「人には3組の大きな唾液腺があります。しかし、場所はここ(画像に映った場所)ではありません。他にある唾液腺や粘液腺はといえば、粘膜上に1000ほどの極小のものが散らばっていることしか知られていません。なので、私たちがこれ(鼻の奥の唾液腺)を見つけたとき、どれだけ驚いたか想像してみてください」

 

この後、100人の被験者を対象にPSMA PET-CTを行ったところ、新しい分泌腺は100人全員から発見された。研究チームは、この臓器を「tubarial glands(tubarial腺)」と命名し、医学専門誌「Radiotherapy and Oncology」に発表した。

 

ちなみに「tubarial」という言葉は研究チームによる造語らしい。この唾液腺がtorus tubarius(耳管隆起)と呼ばれる軟骨のすぐ上にあることに由来しているとのこと。(了)

 

※ちなみにCNNでは、「新しい臓器なのか、それとも唾液腺の一部とみなすべきなのかについては論議もあったが、詳しく調べた結果、解剖学的にも機能的にも新しい器官であることが裏付けられた」としている。

 

出典元:LiveScience:Scientists discover new organ in the throat(10/21)

出典元:MailOnline:New organ discovered in the human throat that lubricates an area behind the nose is found accidentally by researchers studying prostate cancer(10/21)

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