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トランプ大統領、日本人記者とのやり取りがいろいろひどすぎて話題になる

トランプ大統領、日本人記者とのやり取りがいろいろひどすぎて話題になる
Twitter/realDonaldTrump

アメリカ国内外で話題になり、大きな盛り上がりを見せたアメリカ合衆国の中間選挙。選挙が終わった後にも、トランプ大統領はネットやコメディアンに話題を提供してくれた。

 

日本人記者に「言っていることがわからない」

 

11月7日、中間選挙後の記者会見で日本人の記者が指名された際に、こんなやり取りがあった。

 

アクセントのある英語を話す記者に対して「どこから来たのか?」と質問し、「日本から」との回答を聞くと「シンゾーによろしく」と答え、「車の関税を喜んでいるだろうからね」と付け加えた。

 

日本人記者が貿易や経済について質問すると、「I really don’t understand you.(あなたが言っていることが本当にわからない)」と述べた。

 

当日はほかにもアラビア圏の記者など2人のアクセントのある記者が同様の対応を受けている。

 

ひとりはトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の名前を出した際に、トランプ大統領は「誰が言ったの?」と質問。「エルドアン大統領です。…トルコの」と教えてもらい、「わかっているよ。君が言ったことが理解できなかっただけで」と返す一幕もあった。

 

このような態度に対して、「外国人記者への差別だ」という声も少なくはない。

 

本当にわからなかった?

 

記者の質問が日本との貿易についてだとわかると、「日本との貿易にとりくんでいるよ」とした上で、彼は安倍首相を「選挙で大成功を収めた親しい友達」と表現。

 

アメリカが低い税金で日本の車をたくさん購入しているのに、日本はアメリカ車を購入していないことに触れ、「責めるべきは日本ではなく、そうした状況を作ったアメリカの担当者だ」と回答は現状を述べるにとどまった。

 

そして、「あなた(日本)は孤独だと思わないでください。あなただけではありません」と締めくくり、次の質問へと移動した。

 

日本人記者の「日本にさらなる要求をしていくのか、それともあなたが方向転換をするのか」という部分には触れられていない。

 

「ため息が出た」との声も

 

アクセントへの差別だけではなく、日本人記者とのやり取り全体について、多くの批判の声が上がっている。

 

弁護士でありライターでもあるAmee Vanderpoolさんが「10秒ほど目を閉じて深いため息をついた」とツイートした。

 

 

Twitter上や、この出来事を報じたJapan Timesのコメント欄にはこんな声が上がっている。
・お前よりマシな英語を話しているよ
・彼には教養の深みってものが全くない
・記者が、誰もあなたが言っていることを理解できないよって返せばよかったのに
・国際社会での基本的な礼儀ってものを知らない大統領を持って忌むべきだよ
・トランプはアクセントなしで何か国語話せるんだ?

 

また、当日の記者会見場でも米ニューヨーク州ブルックリン出身の記者から、「私はブルックリン出身だから、私の言っていることはわかるでしょう」と皮肉を言われる一幕もあった。

 

コメディアンも食いついた

 

このジューシーなネタに、アメリカで大人気のコメディアン、トレバー・ノア氏も食いついた。

 

 

「アクセントのある英語がわからないって? メラニアと一緒に住んでいるのに? だから一緒にいられるんだね。離婚を迫られても理解できないから」とネタにした。

 

トランプ大統領の夫人であるメラニアさんは、ユーゴスラビア(現:スロベニア)出身の移民。彼女が話す言葉にはアクセントがある。

 

夫人に外国のアクセントがあることについては、何人ものTwitterユーザーが触れている。

 

妻が外国のアクセントを持っているのに、海外の記者に何の配慮もできないトランプ大統領。一国の大統領としての資質を問うツイートはいくつもあるが、夫としての資質も問われるところなのかもしれない。(了)

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