ポンペイの遺跡から、儀式用と見られる4輪の馬車を発見
イタリアのナポリ近郊にあるポンペイの遺跡から、当時使われていた儀式用の馬車が発見され、注目を集めている。
特別な発見、保存状態も良好
「Pompeii archaeological site」は2月27日、ポンペイ北側にある居住区の遺跡から、損なわれていない葬儀用(儀式用)の馬車を発見したと発表した。
その馬車は4輪で、鉄の骨組みや青銅の装飾、木製の遺構で構成されており、古代都市の壁を越えた集落の遺跡で発見されたという。
この馬車は、厩舎の柱廊玄関に止められていたと見られ、同じ場所からは以前、3体の馬の亡骸も発見されているそうだ。
考古学者らはこの馬車について、イタリアでも類を見ないほどユニークな発見だと述べ、保存状態も良いと語っている。
墓荒らしに破壊された様子はない
ポンペイの都市は、紀元後74年にベスビオ山の噴火により破壊されたが、この馬車は玄関の屋根や壁などが崩れた時にも、破壊を免れていたという。
また墓荒らしからも逃れたらしく、4輪の馬車は損傷していなかったそうだ。
この馬車の最初の鉄の部分は今年の1月7日に、2階建ての柱廊玄関を埋めた火山性物質の覆いから現れ、その後発掘が進められた。
考古学者らは、この馬車は祭りやパレードにも使われ、おそらく花嫁を新しい家に送る時にも利用されていた可能性があると語っている。
またポンペイでは以前、日常生活や農産物の輸送用の馬車が発見されていたが、当局は、今回の発見は完全な状態で発掘された最初の儀式用馬車であると述べている。(了)
出典元:ABC News:Archeologists find intact ceremonial chariot near Pompeii(2/28)