一方、ニューロンに存在することが知られており、記憶、思考、発作活動などの人間の脳活動に複雑に関与していることが示されている別の遺伝子グループは、死後数時間で急速に分解されたという。
これらの遺伝子は、統合失調症やアルツハイマー病などの障害を研究している研究者にとって重要だとされている。
さらに遺伝子の3番目のグループである「ゾンビ遺伝子」は、ニューロンの遺伝子が減少すると同時にその活動を増加させたそうだ。死後の変化のパターンは約12時間でピークに達したと言われている。
Loeb博士は、次のように語っている。「私たちの発見からの良いニュースは、死後の脳研究の結果をよりよく理解できるように、どの遺伝子と細胞タイプが安定していて、どれが分解し、どれが時間とともに増加するかがわかったことです」(了)
出典元:UIC:‘Zombie’ genes? Research shows some genes come to life in the brain after death(3/23)