紅海の海底で探索中に巨大化したイカを発見、撮影に成功!
2020年から紅海の海底を探査している調査チームが、偶然大きなイカの映像を撮影した。
沈没した船を調査していた
その調査チームとは「OceanX」。海洋生物学者、メディア、フィルムメーカーらが参加したチームだ。
彼らは2020年9月、調査船「OceanXplorer」に乗って紅海の海底を調査。2011年にヨルダンのAqaba沖合で沈没した船「Pella」の周りを、水中遠隔操作ロボットで調査していたという。
ロボットは深さ2800フィート(約853m)の地点で「Pella」をとらえたが、その時巨大なイカが横切る様子を撮影することに成功した。
Some of you wanted to know more about the shipwreck where we saw a very large squid* last year.
*https://t.co/mglsfjgcp9 pic.twitter.com/fWGtBBQPNU
— OceanX (@oceanx) October 8, 2021
人間よりも大きい可能性
「OceanX」のチームは、アメリカ海洋大気庁の動物学者・Michael Vecchione博士の助けを借りて、イカを分析。その結果、映像に映っていたのは、「トビイカ(purpleback flying squid)」の巨大化し形態だと結論づけた。
しかしこのイカが「トビイカ」であることは、2021年9月になるまで分からなかったという。
「トビイカ」は最大2フィート(約61cm、通常は35cmから40cmほど)まで成長すると言われているが、今回のイカは恐らく人間よりも大きいと考えられている。(了)
出典元:MailOnline:Massive purpleback flying squid ‘larger than a human’ with an arrowhead-shaped fins is spotted swimming around a shipwreck 2,800 feet below the Red Sea(10/8)