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小惑星に衝突させ軌道を変えるミッション「DART」がスタート、NASAがロケットを打ち上げる

小惑星に衝突させ軌道を変えるミッション「DART」がスタート、NASAがロケットを打ち上げる
Twitter/NASA JPL

NASAが11月24日、新たな小惑星ミッションのためのロケットを打ち上げた。

 

「DART」と呼ばれるミッション

 

このミッションは「Double Asteroid Redirection Test(DART)」と呼ばれ、探査機を小惑星に衝突させることで、別の軌道に誘導させるための取り組みとされている。

 

今回は実際に小惑星の軌道が変えられるかを試すために、テストとしてロケットが打ち上げられたという。

 

このテストが成功すれば、将来、小惑星が地球に接近した時、壊滅的な被害を避けられる可能性が出てくるそうだ。

 

ブースターは無事地球に帰還

 

「DART」のロケットは、11月24日の午後10時21分(現地時間)に、スペースX社のファルコン9ロケットでカリフォルニア州にあるVandenberg宇宙軍基地から打ち上げられた。

 

ロケットは宇宙に到達した後、ブースターロケットを切り離したという。そしてブースターロケットは再生利用するため、海上にあるスペースX社のドローン船(基地)に無事着陸したそうだ。

 

残りの探査機は1時間かけて軌道上にのせられ、その数時間後には太陽電池パネルを展開して、移動の動力源にする予定とされている。

 

Twitter/NASA
Twitter/NASA
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目標は小惑星「ディモルフォス」

 

「DART」は宇宙に打ち上げられた後、太陽の周りをほぼ1周し、小惑星「ディモルフォス」に接近するという。

 

「ディモルフォス」はサッカー場ほどの大きさの小惑星で、「ディディモス」と呼ばれるより大きな小惑星の周りを11時間55分ごとに回っているそうだ。

 

天文学者はこの2つの小惑星を連星系と呼んでおり、これらは2年に1度、太陽の周りを1周しているという。

 

衝突は来年9月から10月を予定

 

小惑星「ディモルフォス」は地球にとって脅威ではなく、今回のミッションはあくまでも射撃の練習となる。

 

「DART」と探査機との衝突は、2つの小惑星が地球に最も接近する来年の9月下旬から10月上旬に起こる予定で、その距離は地球から約680万マイル(約1094万km)も離れているという。

 

NASA長官のビル・ネルソンはインタビューで「DARTは、ブルース・ウィリスの映画『アルマゲドン』の再現のようなものだが、あれは完全なフィクションです」と語っている。(了)

 

 

出典元:The New York Times:NASA Just Launched a Spacecraft That Will Crash Into an Asteroid(11/23)

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