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ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「目」が開いた!最初の画像を撮影

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「目」が開いた!最初の画像を撮影
YouTube/James Webb Space Telescope

先日、打ち上げられた巨大なジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、最初の画像を地球に送り届けた。

 

まだ鏡を調整中、完全な状態ではない

 

昨年の12月25日に、フランス領ギアナのクールー発射場から打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、その後順調に準備が整えられていたという。

 

そして2月2日にはメインの検出機であるNIRCamと呼ばれる近赤外線カメラに、最初の光が入射。初めて宇宙の姿を撮影することに成功した。

 

もっとも望遠鏡に設置された18枚の金でコーティングされた六角形の鏡は、まだ完全に整列していない。

 

現在は、まだ別々の望遠鏡のように動作しているため、素晴らしい宇宙の眺望は得られず、画像もピンぼけで歪んでいる。

 

NASA

同じ星を異なる視点でとらえた画像

 

NASAによって公開された画像には、18個の小さな点が散らばっているように映っている。

 

しかしこれらは同一の星を異なる視点でとらえたもので、画像には撮影した鏡の記号と番号が記されているという。

 

NASA

 

現在、エンジニアらは21フィート(約6.4m)の巨大な鏡として機能させるために、各鏡の位置を慎重に調整しているそうだ。

 

NASAゴダード宇宙飛行センターのリー・ファインバーグ氏は、次のように語っている。

 

「この素晴らしい望遠鏡は翼を広げただけでなく、今やその目を開いています。まだ初期段階ですが、私たちは見ているものにとても勇気づけられています。今のところ、ハッブル宇宙望遠鏡が(略)悩まされたような、大きな欠陥の兆候はありません」

 

しかしファインバーグ氏によれば、まだ多くの仕事が残っており、3月に行われる予定の微調整が終わるまで、全てがうまくいくかは分からないという。(了)

 

出典元:NPR:The first images from NASA’s new space telescope show how it’s coming into focus(2/11)

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