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NASA、月へのテスト飛行で8月にロケットを打ち上げる予定と発表

NASA、月へのテスト飛行で8月にロケットを打ち上げる予定と発表
Twitter/NASA Artemis

アポロ11号の月面着陸から53周年を迎え、NASAは新しい月ロケットの打ち上げを8月下旬に行うことを目指すと発表した。

 

早ければ8月29日に打ち上げ予定

 

NASAの探査システム開発ミッション部門のジム・フリー氏によれば、NASAの宇宙船「Orion」は、早ければ8月29日に月の周りを試験飛行する可能性があるという。

 

フリー氏は7月20日の記者会見で、「今日、私たちが目指している(打ち上げの)日付は、今後作業がどの程度進むかに基づいている」と述べている。

 

NASAはまた、9月2日と5日も打ち上げの日として狙っており、これは2週間待機する可能性を踏まえての予備日と考えられている。

 

巨大な「SLSロケット」で打ち上げ

 

この打ち上げでは、3体のマネキンを使って1ヶ月以上に及ぶ月面テスト飛行を試みるが、宇宙飛行士は搭乗しない予定となっている。

 

このテスト飛行で使われるのは、高さ30階にも匹敵する「Space Launch System(SLS)ロケット」で、「Orion」カプセルはその先端に配置されるという。

 

「SLSロケット」はすでに先月、カウントダウンテストに起因する修理を受け、フロリダ州のケネディ宇宙センターの格納庫にあるそうだ。

 

「問題は解決され、テストはほぼ完了」

 

もともと2017年に打ち上げる予定だった「アルテミスI」の飛行は、打ち上げリハーサルの間に、燃料漏れやその他の技術的なトラブルによって何度も延期されてきたという。

 

しかしNASAの関係者は20日、それらの問題は解決され、テストはほぼ完了していると記者団に断言した。

 

このテスト飛行は、月に人類が戻るための「アルテミス計画」の最初のステップとされている。

 

「Orion」の月への往復がうまくいけば、2023年には宇宙飛行士が搭乗して月を一周し、2025年には月に着陸することになるという。(了)

 

出典元:METRO:Nasa plans to return to the Moon as early as August(7/22)

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