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ロシアの「ガスプロム」が、ヨーロッパへのガス供給を大幅に削減すると発表

ロシアの「ガスプロム」が、ヨーロッパへのガス供給を大幅に削減すると発表
Twitter/Reuters

ロシアの国営エネルギー企業は7月25日、ヨーロッパへのガスの供給量を大幅に減らすと発表した。

 

2基のタービンのうち1基を停止

 

ロシア国営「ガスプロム」は7月27日から、ヨーロッパへのパイプラインを通じたガス供給を大幅に削減すると発表した。

 

「ガスプロム」は供給削減の理由を「技術的な問題」としており、2基のタービンのうち1基の運転を停止し、パイプライン「ノルドストリーム1」を通じた1日のガス供給量を、3300万立方メートル(パイプライン容量の約20%)に減らすとした。

 

ドイツ経済省は25日に声明を発表し、「連邦ネットワーク局およびガス危機管理チームと緊密に連絡を取り合いながら、状況を注視している。我々の情報では、技術的な理由で供給が減少することはない」と述べている。

 

「ノルドストリーム1」は10日間のメンテナンスの後、先週ガスの供給を再開させたが、欧州委員会はロシアによる完全なガスの供給停止もあり得ると警告していた。

 

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「制裁で対応すべき」ゼレンスキー大統領

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ヨーロッパはロシアに対する制裁を強化することによって、ロシアの「ガス戦争」に対応すべきだと訴えた。

 

ゼレンスキー大統領は、毎日配信されるビデオメッセージの中で、「ガスプロム」の供給削減について、次のように語った。

 

「彼ら(ロシア)は国民に何が起こるか、気にしていない。港の封鎖による飢餓、冬の寒さと貧困、あるいは占領によって、人々がどのように苦しむのか、気にしていない。これらは恐怖の形を変えたものに過ぎない。だから、反撃しなければならない。タービンを復活させる方法など考えず、制裁を強化すべきだ」

 

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ウクライナ「50箇所の弾薬庫を破壊」と主張

 

一方、ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防大臣は25日、ウクライナ軍が「HIMARS」ロケット砲システムを使用して、50箇所のロシア軍の弾薬庫を破壊したと語った。

 

レズニコフ国防相はテレビにおいて「これは、ロシアの補給網を遮断し、活発な戦闘を行い、我が軍を激しい砲撃で覆う能力を奪うものだ」と述べた。

 

ただし、この戦果や主張については、まだ正確には確認されていない。

 

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ロシア軍が上陸船2隻を撃退か

 

またロシア国防省は、ウクライナ南部を流れるドニエプル川を渡って、ヘルソン地方南部を占拠しようとしたウクライナの上陸船2隻を撃退したと主張している。

 

また、24時間以内に無人偵察機6機を撃墜し、アメリカが供給する「HIMARS」の弾薬の輸送拠点として使用されていた基地を破壊したと主張した。

 

イギリスの国防省は日々の戦況分析において、「ドンバス(東部)とヘルソン(南部)の両地域で決定的でない(勝敗のつかない)戦闘が続いている」と主張。

 

「ロシア軍司令官は、東部での攻勢を強化するか、西部(ヘルソン)での防衛を強化するか、ジレンマに直面し続けている」と分析している。

 

「目標はゼレンスキー政権を倒すこと」

 

さらにロシアのラブロフ外相は24日、エジプトのカイロで開かれたアラブ連盟サミットで特使を前に、「ロシアの包括的な目標は、ウクライナのゼレンスキー政権を転覆させることだ」と語ったという。

 

そして「ロシア政府は、ウクライナ人が、この絶対に容認できない(ゼレンスキー)政権の重荷から自らを解放するのを助ける決意をしている」と述べたそうだ。

 

ロシア政府は侵攻当初、ゼレンスキー政権の転覆は求めていないと強調していたが、今回のラブロフ外相の言葉は、それとは真逆の発言となる。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: attack on Odesa risks grain export deal, says White House; Zelenskiy calls for more sanctions(7/25)

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