未来のセキュリティカメラ?「CES 2023」に室内を監視するドローンが登場
アメリカのラスベガスで開催されたハイテク技術見本市「CES 2023」で、ホームセキュリティメーカーが新たな技術を披露した。
「Ring」のドローン型防犯カメラ
そのメーカーとは、防犯カメラなどを手掛ける「Ring」だ。
「Ring」は、1月8日に開催された「CES 2023」において、部屋の中を飛びながら、警戒監視するドローン型カメラを披露した。
このドローンは最新のセキュリティシステム「Always Home Cam」の一部とされ、その様子は「CES 2023」を訪れた、Ian Zelbo氏によって撮影された。
This Ring drone patrols your house… the future is weird y’all pic.twitter.com/imVQZiwbRu
— Ian Zelbo (@ianzelbo) January 8, 2023
自ら離陸し、その後充電器に着陸
このドローンカメラは自律型とされ、狭い部屋の中で自ら飛行し、その周囲やドアの隙間を通って移動することができたという。
また飛行は安定しており、ドローンは自ら離陸し、その後充電器に着陸したそうだ。
もっともまだ実用化はされてはいないようで、移動中の手ぶれ補正や画質についても不明。家の中で障害物を避けるのに適しているかも、分かっていない。
あるブログでは「窓や鏡は、搭載されたセンサーにとって厄介な存在になるかもしれません」とし、ガラス越しにも、また会場の雑踏や周囲の騒音にもかかわらず、ドローンは大きな音がしたと伝えている。
「Ring」はこの製品がいつ実用化されるかは明らかにしてないが、車に搭載される防犯カメラの「Car Cam」については、2023年2月の販売に向けて動いているという。(了)
出典元:BESTBUY:CES 2023: Ring builds a camera for your car, plus a drone at home(1/7)