フェイスシールドなど防護具を装備…エアアジアがコロナ時代のCAユニフォームを発表
マレーシアの航空会社「AirAsia(エアアジア)」は、4月27日、キャビンアテンダントたちが今後着用することになる新しいユニフォームを発表した。
ウイルス対策の防護具付き
発表された新ユニフォームは、同社のイメージカラーである赤を基調としたジャンプスーツ(つなぎ服)。これにはフェイスシールド、マスク、手袋といったウイルス感染防止のための個人用防護具(PPE)が付いている。
現在ほとんど運休となっている同社のフライトは、来月から徐々に運行再開となる。アテンダントたちは、それらの便の乗務から新ユニフォームを着用する予定だ。
航空会社は、この防護具付きユニフォームが「スタッフと乗客の両方を新型コロナウイルスから守るのに役立つ」と言っている。
国内便、国際便ともに、アテンダントは防護具の着用が義務付けられるそうだ。
フィリピンのファッションデザイナーによるもの
新ユニフォームをデザインしたのは、フィリピン出身のファッションデザイナー・Puey Quinones氏。米国ロサンゼルスを本拠地として活動する彼は、現在、病院や企業からの注文を受けて防護服タイプのユニフォームをデザインするのに忙しいらしい。
AirAsiaのSheila Romero副会長は、新ユニフォームについて海外メディアにこう話す。
「防護服タイプの新ユニフォームはそれほど分厚くなく、重くもないので、着ていて快適です。それに、F1レースのドライバーのようなスポーティなイメージで、洒落ていると思います。言ってみれば、ファッション性と安全性を融合させたのがこのユニフォーム。それは今後の航空会社の、スタンダートとなるでしょう」
また、このユニフォームには、ウイルス流行に負けないという同社の意志が込められているとも言う。
「防護具付きの新ユニフォームは、アテンダントを守るだけではありません。それは、新型コロナウイルス流行から再び立ち上がるという、AirAsiaの誇りを表明したものでもあります」(了)
出典元:The Straits Times:AirAsia unveils red PPE suits for cabin crew(4/27)
出典元:Metro:Cabin crew for Air Asia given new uniforms including PPE(4/27)