垂直の壁に張り付いて登るスポーツカーを「テスラ」が本当に作った、加えて空中回転も

「テスラ」社は10月15日、アメリカ・テキサス州ウェーコ市にある施設で、スポーツタイプの次世代電気自動車「ロードスター(Roadster)」を発表した。ライブ動画では、この車が垂直になった路面に張り付いて登ったり、宙を舞って回転しながら着地したりする様子を披露し、視聴者を驚かせた。
垂直でも逆さまでも路面に張り付く
「テスラ」の公式Xアカウントに投稿されているライブ動画で、まず驚かされるのは、この車が、半円形を縦にした形状のテストコースをどんどん登って行き、垂直になっても落ちないことだ(10:55あたりから)。そればかりか、さらに進んで車体が上下逆になっても、天井に張り付いた虫のようにそのままでいる。
Roadster event livestream https://t.co/G0jU4mWfid
— Tesla (@Tesla) October 15, 2026
これを可能にしているのは、マルチモード吸引システムという仕組み。同社によれば、車体下部に配置されたファンが空気を吸い出し、車体後部などから排出することで、真空効果を生み出し、強いダウンフォースを発生させているのだそう。
実際の道路での走行では、このシステムが低速域でのグリップ不足を解消し、全体のトラクションとコーナーリング性能を大幅に向上させるとのこと。
圧縮空気の噴射で宙に浮く
ライブ動画では、逆さまになったロードスターがそのまま空中に飛び出し、半回転して姿勢を制御、しばらく浮遊してから着陸する様子も見れる。
Real life, baby https://t.co/3QEqn18wig
— Tesla (@Tesla) October 16, 2026
これには、ロケット企業「スペースX」の技術であるコールドガススラスターが用いられている。簡単に言えば圧縮空気を噴射するというもので、噴射口が車体後部と側面に複数個備わっている。長時間の使用はできず、一回の噴射は数秒程度とのこと。車体を浮上させることもできるが、主に急加速や、走行時の車体の姿勢制御に用いられるとのことだ。
Do a kickflip! https://t.co/DJ1Bq1yu8m
— Tesla (@Tesla) October 16, 2026
なお、発表されたのはプロトタイプではなく、2028年に生産開始予定。価格は未発表だが、現在予約を受け付けている。(了)
出典元:CBS News:With Tesla Roadster debut, Elon Musk shows “flying cars are real”(10/16)
出典元:Tesla Roadster公式サイト

























