親切な不審者?留守中に何者かが侵入し、家をピカピカにする事件が発生!
ネイト・ローマンさんは、米ボストン近郊で息子とともに暮らすお父さんだ。彼は5月15日、なんとも不思議な犯罪に巻き込まれた。
開いていた玄関の鍵
その日、異変に最初に気づいたのは一緒に帰宅した彼の息子だった。閉まっているはずの玄関の鍵が開いていたのだ。
「もしかしたら閉め忘れたのかもしれない」-。そんな考えも家に入った瞬間に打ち消された。いつもは開きっぱなしのドアが、閉まっていたのだ。
何かがおかしいと気づいたネイトさんは、他の部屋を確認することにした。
きれいに清掃されていた!
部屋を見て回ったネイトさんは、自分たちがいない間に誰かが家に入ったことを確信した。
部屋は荒らされて、貴重品が姿を消して…は全くおらず、むしろカーペットには掃除機がかけられ、部屋はきちんと整頓されていたのだ!さらに何一つとして盗まれていなかった。
しかも手が込んだことに、トイレットペーパーはきれいな花の形に折られていた。
I need to share an experience.Today, while I was at work, a stranger entered my house. It's possible that I forgot to…
Nate Romanさんの投稿 2019年5月15日水曜日
不思議に思いながらもネイトさんは警察に通報。警察が家の中を調べて家の中が安全であることを確認した。
真相は謎のまま
近隣住民も不審な人物を見てはおらず、監視カメラも設置されていなかったことから、警察は何の手掛かりも見つけられなかったという。
ただし、ドアのセンサーによると侵入者は90分間ほどネイトさんの家に滞在していたそうだ。
短い時間で手際のよい仕事をしていたこと、何の被害もないこと、トイレの花から、ネイトさんは「清掃業者が、家を間違えたのでは?」と考えているそうだ。ただし、キッチンに手が付けられていなかったことなど、謎は残るという。
ネイトさんのFacebookには、「清掃業者が間違えたんだったら、今頃名乗り出ているはず」「うちにも間違ってきて欲しい」「トイレットペーパーをどうやったらこんな風に折れるの?」などの声が投稿されている。
ネイトさん自身も「みんなを笑わせられたのならうれしい」とコメントしているが、鍵を変更し、今でもキャビネットの扉を開ける時には怖い思いをしているそうだ。ただし、息子さんは不審者がまた来てくれるのを楽しみにしてくれているという。
Nate Romanさんの投稿 2019年5月18日土曜日
ちなみにトイレットペーパーの花は、記念に取ってあるそうだ。(了)
出典元:CNN「Man says an intruder broke into his house, cleaned it and left」(5/24)