子供の落書きをリアル化したパパのフォトショ作品が面白い
最近、欧米のアート系メディアで話題になっているインスタグラムページがある。イギリスの2人の子供、Dom君(11才)とAl君(8才)がやっている……ことになっているが、実は父親のTom Curtisさんの手による「Things I have drawn(私が描いたもの)」というページだ。
そこに投稿されているのは、子供が絵に描いた動物や乗り物や人などを、忠実に現実化した画像。父親のTomさんが、画像編集ソフト「フォトショップ」で作っている。
ちょっと怖くて面白い
Tomさんはイギリスのキャンペーン企画会社のクリエイティブ・ディレクターで、フォトショップを25年近く使っている熟練者でもある。子供の絵を写真化するアイディアは、息子のDom君が絵を描いている時に浮かんだ。Dom君は動物の頭の片側に両目と口を描いていた、と海外メディアに話す。
「それを見た時、ふと思いました。もしかして物事を正しく見ていないのは我々大人の方かもしれない、子供たちの見方がむしろ正しいのではないか、とね。それからです、フォトショップで動物や人の顔や乗り物などを、子供たちが描くように再現し始めたのは」
1枚作るのに約10時間
Tomさんが作品を作り始めたのは5年ほど前。当初は2人の息子が描いたものを基にしていたが、インスタグラムを始めてからフォロワーからの依頼が舞い込むようになった。最近はあちこちのメディアで紹介され、フォロワーは73万人超え。1週間に50以上の依頼が来ることもあるという。
1枚の作品を作るのにかかる時間は、平均10時間。対象物が動物の場合、比較的短い時間で出来るが、乗り物の場合より長くかかるそう。また、動物の体表が複雑なつくりだと手間がかかり、例えば鱗のある爬虫類などは「何年とも思える」時間が必要になるらしい。
最近のDom君とAl君はゲームばかりやって絵を描かないので、Tomさんは「つまらない」と言っている。仕方なく、息子たちの昔の落書き帳を引っ張り出して参考にしているらしい。
(了)
出典元:boredpanda:Dad Photoshops Kids’ Drawings As If They Were Real, And It’s Terrifyingly Funny(7/23)