父親はうっかりミスを防ぐため、娘に愛人の名前をつけた
自分の名前のとんでもない由来を知った女性が、TikTokでそのストーリーを語っている。彼女の名はKristina(クリスティーナ)。ごく普通の名前の裏には、父親の身勝手かつ狡猾な策略が隠されていたらしい。
父親の愛人と同じ名前
アメリカ・ケンタッキー州に住むKristinaさんは、動画の中で、こんな風に語り始める。
「誰かと同じ名前を付けられている人というのは、たいていその裏に素敵なストーリーがあったり、特別な人と同じ名前だったりすると思うけど、私の場合は違う」
彼女の名は、半ばどさくさ紛れに、父親が独断で決めたようだ。一応は父母の間で事前の取り決めがあり、生まれた子が男の子なら母方の祖父の名前に、女の子なら父親の好きな名前にする、となっていたそう。しかし、普通の父親なら、決める前に相談くらいするだろう。
だが、彼女が生まれたとき、母親は帝王切開手術を受けており、術後「薬漬け」になっている間に父親が届出書類を揃え、役所に提出した。こうして彼女の名はKristinaとなった。
このあたりの経緯が事実かどうかは分からないのだが、淀みなく喋る彼女の様子を見ると、作り話とも思えない。さらに話は続く。
「母親が(病院で)意識を取り戻した時、私の名前を知って嫌だとは思わなかったみたい。それで特に何事もなく数ヶ月が過ぎ、全てが順調だった。でも、わかる? ある時父親の浮気が発覚した。しかもね、浮気相手の名前がKristina(クリスティーナ)」
父親が愛人と同じ名を彼女に付けた理由は、
「間違って母親を違う名前で呼んでしまっても、娘の私のことを言ったんだ、と言い訳できるでしょ」
閲覧者の反応は
この動画は、いくつかの海外メディアに取り上げられ、閲覧者の反応が紹介されている。父親の真意は分からないが、「酷い」「自分勝手だ」という批判の声が多く上がっているらしい。
また、ある人は自分の名前についても触れ、「私の父は、中学時代に猛烈に好きだった女の子の名前を私に付けた。それを知った母は、父のことをフォークで突き刺した」というエピソードを披露している。殺人事件の犠牲になった女性の名前を付けられてしまった、という人もいる。
名前の理由はそれぞれにあるだろう。だが、本人は知らない方が幸せなのかもしれない。(了)
出典元:Mirror:‘My dad named me after his mistress so mum wouldn’t suspect cheating if he slipped up’(7/12)
出典元:The Sun:My dad named me after the woman he was having an affair with – he was covered if he slipped up by saying her name(7/12)