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力自慢のオーストラリア人男性が、素手で観覧車を回してギネス記録樹立

力自慢のオーストラリア人男性が、素手で観覧車を回してギネス記録樹立
Guinness World Records

怪力で知られるオーストラリアのTroy Conley-Magnussonさんが観覧車を回し、「観覧車を最も速く手で回す」というギネス記録を打ち立てた。一周させるのにかかった時間は16分55秒だった。

 

シドニーのアミューズメントパークで

 

この記録が認定されるには、いくつかの条件が満たされないといけない。まず、観覧車には1台700kg以上のゴンドラが最低でも24台ついていること。そして、観覧車の輪の総重量は4万5000 kg以上であること。また、記録への挑戦は、動力はもちろん、ブレーキや油圧装置なども働かない状態、つまり輪が自由に動く状態で行われる。

 

怪力男Troyさんは、オーストラリア·シドニー市にあるアミューズメントパーク「Luna Park」の観覧車でギネス記録に挑戦した。

 

 

記録樹立後に彼はこう話している。

 

「僕はこれまで、結構とんでもない力技に挑戦してきたが、今回のは肉体的にも精神的にもダントツで難しかった。というのは、これまでの挑戦とは別種だったからだ。今回は、肉体と精神を100%集中させなければならなかった」

 

設定された足切りタイムを楽々クリア

 

このギネス記録は前例のないもので、これまでの最高記録は存在しない。そこで、ギネスのオフィシャルは「観覧車1回転30分」という足切りタイムを設定した。だがTroyさんは、その半分ほどの16分55秒で観覧車を回した。

 

彼がこうした力自慢をしているのには目的がある。病気の子供たちのために寄付金を集めることだ。今回のギネス記録挑戦でも、集まった人たちから1万5500オーストラリアドル(約140万円)を集め、重病の子供とその親を支援する慈善団体「Little Wings」に全額寄付した。

 

Troyさんは眼のがんを患っていた11才の息子を昨年亡くしており、今回の挑戦は「その子の記憶を称える」意味もあったという。(了)

 

出典元:The IndianExpress:Australian strongman moves Ferris wheel with bare hands, creates world record(5/24)
出典元:Guinness World Records:Strongman spins full-size Ferris wheel with his hands in record time(5/17)

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