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日本に移住した1億人越えYouTuberが語る「日本の良いトコロ・悪いトコロ」

日本に移住した1億人越えYouTuberが語る「日本の良いトコロ・悪いトコロ」
PewDiePie/YouTube

2022年5月に日本に移住した、フォロワー数1億人越えのYouTuberであるPewDiePie(ピューディパイ)氏。移住から1年が経ち、日本のレビューを発表した。

 

「日本の良いトコロ・悪いトコロを発表する。誰も俺を止められないぜ」とはじまったレビューの内容を見てみよう。

 

日本の良いトコロ

 

  • 広い遊び場のような場所

「迷惑系YouTuberみたいに、何をしてもいい場所って意味じゃない」としたうえで、「1年間飽きなかったし、当分飽きそうにない」としている。1年経っても新鮮な気持ちでいられるという。日本の魅力は観光地以外にあると感じているそうだ。

 

多くの人であふれる東京にいても、誰も自分に見向きもせず、自分のことをしているという点も魅力だと語っている。「誰も見つめてこないし、後をつけても来ないし、変なこともしてこない」と、有名人ならではの安らぎを見出したようだ。

 

  • ほとんどの日本人が親切でフレンドリー

日本を悪く言う人からよく「お年寄りは外国人が嫌いだ」と言われていたそうだ。しかし、実際に移住して近所のお年寄りなどと触れあっていくうちに、この言葉は嘘であったこと、信じて先入観を持っていたことの恥ずかしさを感じたという。

 

「もちろんそうではない人もいるし、外国人に心を閉ざす人もいるけどね」としている。

 

  • YouTubeだけが人生じゃない

20代のころはYouTubeしかしていなかったというPewDiePie氏にとって、日本で新しい発見がをしていくうちに「YouTubeだけが人生じゃない」と感じられたそうだ。

 

日本でしか感じられないことではないけれど、この感覚を日本で得られたということで、日本の良いトコロにあげられた。

 

  • 夢のような瞬間があること

晴れの日に自転車に乗っていて、木々の間を走っている時にふと暖かい風がほほを撫でたり、犬の散歩をしていて富士山が見えたり、夕焼けに海がピンク色になったりと、日常の中に夢のような瞬間を感じることがあるという。

 

こちらも日本限定の魅力ではないが、少なくともイギリスや他の場所では感じられなかった感覚とのこと。

 

日本の悪いトコロ

 

  • コーンだらけ

「誰も語ってこなかっただろうけどね」としたうえであげたのが、「コーンだらけ」ということだ。交通止めなどに使われる、三角形やポール状など、あらゆるコーンが溢れすぎていると感じているという。

 

「一度気にしたら、ずっと気になる」「人よりもコーンの方が多い。どうしてそんなに必要なんだ」と熱弁した。あつまれどうぶつの森にあった謎の道具も、昔に通行止めに使われていた、いわゆるコーンだと気づいて「まるでコーンに追われている気分だ」とコメントしている。

 

PewDiePie/YouTube

 

  • 日本語が難しい

移住前に日本語を勉強したので「何とかなるだろう」と思っていたけれど、実際に日本に来たら教科書通りに会話をしている人はおらず、全く分からなかったという。また、多すぎる漢字にも戸惑っているそうだ。

 

しかし、少しずつ映画やゲームの日本語が分かるようになると、まるでスキルをアンロックしているような感覚になるという。

 

結局、日本語習得については「良いトコロ」としたが、「道のりは長いよ」と語っていた。

 

  • ルールが多い

お箸の使い方のマナーなども含めて、“ルールの多さ”が3つ目の悪いトコロにあげられた。ルールが日本を良いものにしていると感じている一方で、納得できないところもあるという。

 

例えば、「電車で電話をしない」については、迷惑だからというのは納得できるとしても、コロナの影響で生まれてくる赤ちゃんに2時間しか会えないというルールについては納得できていないという。

 

家族や友達には「例外があるだろう。病院に相談してみなさい」と言われるけれど、日本ではそれは通用しないことを理解しており、不満に感じているそうだ。

 

暖かいコメントが寄せられる

 

この動画は公開から2週間もたたずに190万回以上再生されている。彼の動画の中では飛びぬけて多いわけではないが、「最近のpewdsが人生のバランスを取っているように見えてうれしいよ」「今のpewdsが、とても平和で満ち足りているように見えて、応援しているよ」と、暖かいコメントが多数寄せられている。

 

また、今回のレビューについて、日本に住んだことのある人からは、「急に小さなことに感謝する経験は、私も感じたよ」「私が日本にいたころ、富士山の近くの湖を散歩していたら、釣りをしているおじさんに手招きされたんだ。彼はそんなに英語が出来なくて、私もそんなに日本語を話せなくて、それでも一緒に仕事や家の話をしたものだよ。最後には“あなたが戻ってきたとき、私はここにいるよ”と言われたんだ。毎週のように彼のことを思い出すよ」「2年間日本にいるんだけど、木々が作る影や夜明けの明るさとかの、なんて事のない瞬間に気付くようになったよ」などの共感の声が寄せられている。

 

これから日本でパパとなるPewDiePie氏。パパ目線でのレビューも期待したいところだ。(了)

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