自撮りした髪の逆立ちは、落雷前の帯電だった
イギリス領の一つ、ジャージー代官管轄区に住む女性が、朝のウォーキングの時に自撮りした写真をFacebookに投稿したところ、「あなたは命を落とすところだった」といった恐ろしいコメントが多数寄せられた。
帯電して逆立った髪
彼女はその朝、いつものように犬の散歩を兼ねてウォーキングをしていた。すると「頭から額にかけてとてもくすぐったい感じ」がし始め、やがて髪の毛が跳ね上がり始めたという。
下にあるのが、Facebookに投稿されている写真。本当に、髪の毛が宙に向かって真っ直ぐに立っている。
この時彼女は海岸にいて、海の向こう25kmほど離れたフランス側の陸地から、雷鳴が聞こえていたそうだ。
強烈な落雷前のサイン
髪が逆立った彼女の写真は可笑しくもあるが、実際は笑っていられる状況ではなかったようだ。Facebookには、それを指摘するコメントが多く寄せられた。
現在、Facebookのコメントの閲覧に制限がかかっているが、海外メディアにはいくつかの引用が紹介されている。
あなたは雷に打たれる危険があった。信じられないかも知れないが、砂浜に立つあなたは周囲より突出しているので、避雷針のようなものなのだ。大気が帯電している時に砂浜にいるのは、賢いことではない。
強烈な落雷は帯電を伴う。その時の電荷が髪の毛を逆立たせる。雷雲がまだ遠くにあるからといって、大丈夫だと思ってはいけない。写真にあるような帯電は、できるだけ早く建物の中に逃げ込めというサインだ。
アメリカ国立気象局によれば、「髪の毛が逆立つのは、雷があたなに落ちようとしている時」なのだそう。その時は、「地面に腹ばいにはならず、膝を突いて上体を低くする」のがいいとのこと。地面が濡れているとそこから感電するらしい。
あるFacebookユーザーは、以前に同じように髪が逆立ったことがあると言い、過去の写真を投稿している。X(旧ツイッター)には、同様の例として、モンゴルの砂漠の観光客が慌てて車に逃げ込む動画が投稿されている。
A group of tourists at #Mongolia documented their hair rising up in a bizarre phenomenon, as the atmosphere saturated with static electricity charges. The footage shows the tourists fleeing to hide inside the car, as these cargo ships signal the imminent lightning strike. pic.twitter.com/OVCZEQ2v0T
— Farina Fazal (@farinafazal) August 22, 2023
(了)
出典元:Metro:How woman’s innocent static hair selfie revealed she was actually ‘close to death’(8/28)
出典元:MailOnline:Horrifying truth behind this woman’s innocent snap of her static hair: ‘You were close to death’(8/28)