なぜ?卒業パーティでチャイナ服を着た女子高生に厳しい意見が寄せられる


アメリカで高校生活の最後を飾る“プロムパーティ”。女性がこの日のために用意したドレスを着て、タキシード姿の男性と一緒に参加する卒業パーティだ。

 

米ユタ州在住の18歳のKeziah Daumさんは、この日のドレスに赤いチャイナ服をチョイス。セクシーすぎず、美しいこのドレス姿を4月23日にTwitterへ投稿したところ、思わぬ炎上を呼んでしまった。

 

チャイナ服は不適切?

 

中国文化を背景に持つJeremy Lam氏が投稿した「私たちの文化は、あなたのしょうもないプロムドレスなんかじゃない」というリプライには、2万件を超える反応が寄せられた。

 

 

反応には批判的な声も多く、Lam氏は「もし誰かの気持ちを傷つけたならごめんなさい。ただし、自分の意見を言葉にしたことは謝りません」と投稿。発言の背景には、人生の中で経験した、数々の差別があるからだと説明した。

 

また、「他の文化の美しさを楽しむなとはいいません。写真をシェアする前に、ドレスの名前と歴史的背景を調べることを提案します。もちろん、できるならばその文化を持つ人々と出会って、お互いに理解を深めるといいですね」

 

「私はアジア人だけど伝統的な韓国服も、和服も着ません。アイルランドやスウェーデン、ギリシャの伝統的な服もね。伝統服の背景には、多くの歴史が隠れているんです」という厳しい意見もある。

 

文化を尊重しているし、美しいから着用した

 

これらの声に対して、Keziah Daumさんは5月2日にFOX Newsに出演し、「このドレスを選んだのは、彼らの文化を尊重しているし、とても美しいと思ったから」と反論している。

 

 

また、チャイナ服の着用ではなく3枚目の写真のポーズが問題だと指摘する声も少なくはない。

 

一方で、「中国人女性ですが、美しい写真ですね。チャイナ服を選んでくれてありがとう。今回の出来事で、あなたがチャイナ服を敬遠しないといいんだけど」「中国人だけど、大切な日にチャイナ服を選んでくれてありがとう」など、Daumさんを擁護する声も投稿されている。

 

子供のパーティで炎上したケースも

 

2012年にお母さんが日本のお茶会をテーマにしたパーティを、娘のために開催してブログに投稿したときにも炎上している。

 

Japanese “appropriation.” Worth the read.

その際には着物やお茶会が問題になったのではなく、白塗りの芸者メイクが問題視されていた。ちなみにこの女の子は、日本人の血を引いているのだという。

 

アメリカで問題視されがちな「文化の盗用」。どこまでがOKでどこからがNGなのか、なかなか難しい問題だ。(了)