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ドイツ鉄道が駅のホームにカラフルなライトを設置、理由は遅延をなくすため?

ドイツ鉄道が駅のホームにカラフルなライトを設置、理由は遅延をなくすため?
DPA

先月26日、ドイツ国有の鉄道会社「ドイツ鉄道」が駅のプラットフォームにカラフルなライトを設置し、その理由が注目を集めている。

 

鉄道の停止位置を示すライト

 

プラットフォーム上にカラフルなライトが設置されたのは、ドイツ南西部に位置するバーデン=ヴュルテンベルク州にあるBad Cannstatt駅。

 

同駅は3路線もの近距離鉄道の乗り入れ駅となっており、それらが到着する度にプラットフォームの足元に設置されたライトが光るようになっている。

 

DPA

ライトは到着間際である鉄道がどこに停止し、またどこでドアが開閉するか利用客に対して示すものであるという。

 

狙いは遅延を減らすこと?

 

一方ドイツ鉄道によると、ライトの設置の目的は遅延を減らすことにあるという。

 

日本の場合、鉄道がプラットフォームのどの位置に停止するかというのは厳密に定められているが、長いプラットフォームを持つドイツでは鉄道がどの位置に停止するか定まっておらず、電車が止まってから利用客がドアまで移動するため、乗降に時間がかかっていた。

 

そのため、ドイツ鉄道は利用客に対して鉄道の停止位置ならびにドアの位置を示すことにより乗降にかかる時間を削減することができれば、遅延の減少につながると考えたようだ。

今回ライトを導入することとなったバーデン=ヴュルテンベルク州では、鉄道の遅延が慢性化。

 

2013年からは同州の主要駅となるシュトゥットガルト駅において、ラッシュアワーの際に電車に駆け込もうとする人をなくし遅延を減らすため、多くの人員が割かれてきた。

 

しかしそれでもバーデン=ヴュルテンベルク州では年間数百万ユーロ、日本円にして数億円にも及ぶ遅延のための罰金を支払ってきたといい、それが今回のライト設置に至った主な理由とのことだ。

 

乗客がスムーズに座席を確保できるシステムをも開発

 

ドイツ鉄道によると、ライトの設置はまだテスト段階にあり、6カ月の期間を経た後に今後も導入が続けられるか判断されるという。

 

またドイツ鉄道はこれと並行し、乗客がより素早く席を確保することができるシステムをも開発。

 

このシステムにおいては鉄道に設置されたカメラで空いた座席を映し、リアルタイムでプラットフォーム上に映し出すことができるといい、乗客の座席確保と共に乗降にかかる時間を削減することができるようだ。

 

日本とドイツで鉄道事情は異なっているものの、ラッシュアワー時の遅延は各国共通の悩みなのかもしれない。(了)

 

出典元:The Local Germany:Deutsche Bahn pilots illuminated platform in effort to improve train punctuality(2/26)

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