モロッコ国王が外遊先のカタールで、支援を表明するような写真を捏造される

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先週、モロッコ国王のモハメド6世がカタールを訪問したが、その際に同国への支援を表明すると受け取られる写真がネット上で出回った。

 

しかし、その写真は全くもって捏造されたものだとモロッコ政府が反論し、話題となっている。

 

国王が持つ襷(たすき)に書かれていたこととは

 

これが捏造された写真だ。

カタール人とみられる人々が笑顔で取り巻く中、国王が襷を掲げている。そこにはアラビア語で、「You have the world, we have Tamin.(あなた方は世界を、私たちはタミンを持っている)」と書かれている。Taminとはカタールの首長の名前である。

 

モロッコがカタールへの支援を表明したと受け取られてもおかしくない写真だ。

 

この画像はネット上に出回り、カタールのメディアやソーシャルサイトに拡散されたのだが、それに反論したのがモロッコ政府だった。

 

全くのデタラメ、捏造写真だと判明

 

王室顧問のヤシール・ジナギ氏は、モロッコ国内の取材に対し

「我々はとても驚いている。これは本当の写真ではない。」

「私は王にずっと同行していたが、こんな写真を撮られたことは無いし、王が襷を持ったこともない。」

と、真っ向から写真の信ぴょう性を否定している。

 

カタールを取り巻く湾岸情勢

 

カタールは今年の6月に、サウジアラビアを始めとし、UAEやエジプトなどの周辺国家から国交を断絶されている。

 

サウジアラビアと緊張状態が続いているイランに急接近していること、サウジやエジプトがテロリストと指定している団体を援助していること等が国交断絶の理由だ。

 

そんな中でのモロッコ国王の訪問は、問題解決の一助になるとして、カタール国内では好意的に受け止められていた。

 

現在のところ、誰がこの偽写真を作成したのか明らかになっていない。カタール政府は、この写真が捏造されたものだと認め、事件を調査すると語っている。

Facebook/Le Roi Mohammed VI

Facebook/Présidence de la République de Madagascar

実はフレンドリーなモロッコ国王

 

今回は災難に見舞われたモハメド6世ことモロッコ国王だが、実は外遊先では普段着で街中を歩き、その国に住むモロッコ人と記念写真を撮ることで有名だ。

 

フランス、パリにて。

米国、マイアミにて。

ご覧のようにとてもカジュアルな服装で、知らない人なら当然のように通り過ぎてしまうだろう。

 

しかし、モロッコ人にとっては願ってもないチャンス、出会った際に直訴すると、自分たちの要望を全て聞き入れてもらえるそうだ。

 

こういったエピソードからも、モロッコ国王が国民に愛される理由がみてとれる。(了)

 

参考元:arab news:Qatari media under fire over ‘fake’ photo of Morocco king(11/16)

 

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