世界で初めて人間型ロボット「ソフィア」が市民権を獲得、与えたのは意外な国だった

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女性に対して厳格な規則を設けている国が、世界で初めて女性の人間型ロボットに市民権を与えたとして注目されている。

 

世界で初めてロボットに市民権

 

その国とは宗教的な教えを厳格に法律に適用してきた、中東のサウジアラビア。

 

彼らは、香港のロボット・メーカー「ハンソン・ロボティクス社」が開発したヒューマノイド「ソフィア」に、市民権を与えると発表したという。

 

これを受け「ソフィア」はサウジアラビアの首都、リヤドで行われた会議の席で、観客に向かって次のように述べた。

 

「サウジアラビア王国に感謝申し上げます。私はとても名誉に思っています。そしてこのユニークな栄誉を誇りに思っています。世界で初めてロボットに市民権が認められたことは、歴史的な出来事です」

YouTube/Hanson Robotics

ネットでは異論を唱える声も

 

しかし中東の多くの国では独特な後見人システムがあり、全ての女性は男性の後見人を持たねばならない。

 

また外出する時もアバヤというスカーフを頭にかぶる必要があり、海外へ行くにも後見人となる男性の許可を得なければならないという。

 

そのためネットでも「ソフィア」に市民権を与えることに対して、疑問の声が上がっているとか。

 

Kareem Chehayebさんは「ソフィアと呼ばれる人間型ロボットが市民権を得た。しかし数百万人が、市民権のない状態に置かれている。なんて時代に生きているんだ」とコメント。

 

さらにMoudi Aljohaniさんは「僕はソフィアが後見人の同意なしに海外へ行けるか、不思議に思う。だって彼女は正式にサウジアラビアの人間なんだから」と述べている。

YouTube/Hanson Robotics

石油依存からの脱却を図るサウジ

 

サウジアラビアは現在、石油に依存する体制からの脱却を図っており、世界中から新しいビジネスを国内に呼び込むため、従来の厳格な法律や規制を緩和する姿勢を見せている。

 

実際、これまで女性が車を運転することが禁止されていたが、先日国王の命令により女性も運転できるようになり、さらに女性に対し初めて競馬場への入場を認めている。

 

またムハンマド・ビン・サルマン皇太子はビザ発給の円滑化を進めるなど、規制緩和を進めて企業を誘致する、政治・経済的な成長戦略「ビジョン2030」を主導している。

 

今回の「ソフィア」への市民権授与も、そんな政府の姿勢を強調するためだったのかもしれない。(了)

 

 

出典元:METRO:Robot becomes first in the world to be given citizenship(10/27)

 

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