成層圏から風船で散骨、英会社が新たな「宇宙葬」のサービスを開始

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宇宙空間に近い場所から故人の遺灰を地球へ撒くサービスが、今年中に開始される。

 

風船で遺灰を成層圏まで運ぶ

 

そのサービスを行うのはイギリス企業の「Ascension Flights」。

 

彼らは空気より軽くするためにガスで満たされたラッテクス(天然ゴム)の風船を使って、遺灰を成層圏まで運ぶサービスを思いついたという。

 

その風船は高度3万3800mまで上昇すると、専用の容器を開いて散骨。遺灰が地球に向かって降り注がれる仕組みになっているそうだ。

 

また遺族らが確認できるよう、遺灰が撒かれる瞬間は高解像度のカメラが撮影。その後、風船は破裂して、容器や機材などは内蔵されたパラシュートで降下してくるという。

Facebook/Sent Into Space

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実験映像を公開、葬儀業者などと連携

 

このサービスを考えたのは、イングランドにあるシェフィールド大学の卒業生である、Chris Rose博士と、Alex Baker博士。

 

彼らは「Ascension Flights」を立ち上げ、人間のものではない遺灰を使ってこの実験を行っており、その時の様子を撮影した映像も公開している。

 

またすでに葬儀業者にもアプローチしており、さらに風船が、商業利用されている旅客機の空域に侵入しないよう、民間航空局とも緊密に連携をとっているという。

 

Rose博士は取材に対し次のように語っている。

 

「宇宙に憧れてきた最初の世代である多くの人々は、地球を見下ろしてスリルを味わうことも経験できなければ、宇宙旅行の夢を叶えることもできません。私たちの新しいサービスは、家族が愛しい故人の夢を叶えてあげることを可能にするものなのです」

Facebook/Sent Into Space

ロケットを使い行われてきた宇宙葬

 

宇宙葬は決して新しいものではない。1997年にはスタートレックの生みの親であるジーン・ロッデンベリーや宇宙移住計画を構想していた心理学者ティモシー・リアリーなど24人分の遺骨がロケットに納められ、打ち上げられたという。

 

そして宇宙空間へと運ばれた遺灰は周回軌道に乗り、地球を見守るように周った後、再び地球へと突入。その際大気圏に突入したカプセルは流れ星となって消滅したそうだ。

 

「Ascension Flights」が行うサービスの費用は795ポンド(11万7000円)。すでに予約が入っているらしく、最初の打ち上げは11月を予定しているという。(了)

 

 

 

出典元:MailOnline:Good heavens! Families will be able to scatter loved ones’ ashes in the stratosphere using new £800 service(10/6)

 

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