風力発電により多くのオジロワシが被害に、猟で使用する鉛弾による中毒死も増加

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環境に優しい再生可能エネルギーを生み出すとして、世界でも注目されている風力発電。しかしこの影響で鳥たちが被害を受けていることを示す1枚の写真がネットに投稿され、注目を集めている。

 

風車に衝突して死んだオジロワシ

 

その写真をツイッターに投稿したのは猛禽類医学研究所 齊藤慶輔氏。写真には風力発電の風車に衝突して死に、袋詰めにされた多くのオジロワシの姿が映っていた。

オジロワシは、ユーラシア大陸北部を中心に生息する大型の野鳥で、国内では北海道のみで繁殖しているとされ、環境省の絶滅危惧種に指定されている。

 

ただ先日は青森県でも繁殖が確認され、本州にも生息していることが分かり、注目されていた。

齊藤氏は野生動物専門の獣医師で、北海道を拠点に傷ついた鳥を治療し、野生に返す活動を行ってきたという。その様子はサーモスブランドのCMでも紹介されている。

YouTube/THERMOS Official

YouTube/THERMOS Official

YouTube/THERMOS Official

動画の中で彼は「人間の責任として、きちっと治るものは治して野生に返す」という自らの考えを述べている。

200羽以上が鉛弾による中毒で死亡

 

また齊藤氏らは現在、猛禽類が鉛弾によって中毒死している実態を訴え、全国で鉛弾を撤廃するよう働きかけている。

 

鉛弾は狩猟の際に使われるもので、これによって射止められた動物の内臓などが山野に残され、それを猛禽類が食べるという。

 

その結果、北海道ではオオワシ、オジロワシ、クマタカが200羽以上鉛中毒で死亡しているそうだ。

滝川クリステルさんも鉛弾禁止を訴える

 

齊藤氏は、滝川クリステルさんが去年の春に立ち上げた一般財団法人 CHRISTEL VIE ENSEMBLE (クリステル・ヴィ・アンサンブル)とともに、全国で鉛弾の使用を禁止する嘆願書の署名を集めている。

滝川クリステルさんも、change.orgのサイトにおいて次のように述べている。

 

「中毒死したオオワシの胃から、鉛弾(ライフル弾や散弾)の破片が発見されています。オオワシは狩猟の際に撃たれたエゾシカの死体と一緒に鉛弾の破片を食べ、鉛中毒になり死亡しているのです」

 

「鉛弾の規制が遵守されていない現状を打破するためにも、鉛弾をカスミ網などと同様の『使用禁止猟具』扱いにし、狩猟時の鉛弾については使用のみならず、流通や所持に関しても原則的に規制することを求めます」

 

「流れは確実に規制強化の方向へ動いています。いま私たちが声をあげれば、全国規模の規制の後押しとなります。野生動物の鉛中毒根絶元年が宣言される日が、一日でも早く来ることを心から願っています」

 

change.orgにおける「クリステル・ヴィ・アンサンブル」のページでは、この活動への賛同者を募っている。さらに詳しい情報も載っているので、ぜひ訪れていただきたい。(了)

 

出展元:change.org:狩猟における鉛弾(ライフル弾、散弾)の使用禁止をいますぐ、日本全国で。

 

 

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