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マラソンをしていた男性が猛禽類に襲われ、頭に6つの爪痕を残す【スコットランド】

マラソンをしていた男性が猛禽類に襲われ、頭に6つの爪痕を残す【スコットランド】
flickr_Joe Pel

イギリスのスコットランドで、マラソンをしていた人が、猛禽類に襲われる事件が起きていたことが明らかになった。

 

爪が食い込み、頭に6つの穴

 

そのマラソンランナーとは、Ewan Cameronさんだ。彼は先日、スコットランドの都市、アンガスの村、フリオックハイムでランニングをしていたという。

 

その時、突然猛禽類(ノスリ)に襲われ、爪が後頭部に食い込み、血を流す事態に陥ったそうだ。

 

彼はメディアの取材に対し、村の外で3マイル(約4.8km)ほど走っていた時に襲われたとし、次のように語っている。

 

「誰かに後頭部を殴られているような感じです。爪はとても鋭く、後頭部に効果的に食い込んでいました。その攻撃の結果、私の頭には6つの穴が開いてしまいました」

 

またCameronさんは、過去に2度、この鳥に急襲されたことがあると語っている。その写真がこちら。

 

Ewan Cameron

女性ランナーも頭と眉毛付近をケガ

 

Cameronさんの話がネットに投稿されると、他の複数のランナーが同じような攻撃を受けたと名乗り出たという。

 

女性ランナーのJo Barbourさんも、スコットランドの町、ファイフを走っていた時、ノスリに背後から襲われたそうだ。彼女は次のように語っている。

 

「爪は私の頭のてっぺんと眉毛に入り、幸運にも私の目は避けられましたが、危機一髪でした。鳥は私の上を旋回し、急降下し続けましたが、私はその時点で後ろ向きに走り、腕を空中で空振りさせて叫んでいました」

 

Barbourさんは、眉間に傷跡が残るかもしれないと考えており、今は田舎を走る時に「かなり神経質になっている」と述べている。

 

他にも多くのランナーが襲われているらしく、Cameronさんの投稿にも240件ほどの反響が寄せられたという。

 

自分のテリトリーを守るため攻撃

 

スコットランド・アバディーンシャーにある団体「New Arc Wildlife Centre」のPaul Reynolds氏は、ノスリによる攻撃はよくあることではないとし、次のように述べている。

 

「ほとんどのノスリは4月中旬から5月初旬にかけて産卵します。そして巣のすぐ近くにある自分のテリトリーを守るために、その時期が(攻撃の)ピークになるのです」

 

その上で、Reynolds氏は人々に対し、鳥の営巣地を避け、必要であればヘルメットや帽子をかぶるなど、「適切な軽減策」を取るよう促している。(了)

 

出典元:BBC:Buzzard attack leaves runner with six holes in his head(5/16)

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