「ひどすぎる…」没後20年を追悼し作られた、ダイアナ元妃の肖像に対し不満が続出
先日、イギリスのある街にダイアナ元妃の肖像が設置されたのだが、その出来をめぐって物議を呼んでいる。
没後20年を追悼して作られた肖像
その肖像が飾られたのはイングランド中部、Derbyshireにある、Chesterfieldという街とされている。
街では昔から市場にある井戸の前に、作品を飾る習わしになっていたらしく、今回もダイアナ元妃の没後20年を追悼して、地元のボランティア14人によって制作されたという。
しかもその作品に使われている素材は全て自然のもの。羊毛や木の葉、花びら、小枝、果実など使ってダイアナ元妃の肖像を描いたそうだ。
区議会のFBに不満の声が寄せられる
しかしこの作品の出来をめぐってネットでは賛否両論が噴出。Chesterfield区議会のフェイスブックにも、多くの抗議の声が寄せられたという。
実際、Gayla Tuckleyさんは投稿において次のように語っている。
「私はそれを見て、ダイアナに対しなんという侮辱かと思いました。しかし幸運なことに、ダイアナにはユーモアのセンスがありました。彼女はこれを見ても、恐らく笑っていたでしょう。しかしそれでもこれは取り外す必要があります。これは全く良くありません」
またKaren Byfleetさんも「間違いなく、この恐ろしい作品は、私がこの町の出身だと言うのを恥ずかしくさせます。これにどれだけのお金をつぎ込んだのでしょうか。Chesterfield区議会は自ら恥ずべきです」とコメント。
さらにSamantha Meynellさんも「これはひどい。でもありがたいことに、ウィリアムやハリー(元妃の息子たち)は地元の人間ではなかった」と述べている。
中傷を止めるよう求める意見も
一方、この作品を肯定的に受け止める意見もある。
Anthony Vickersさんは「これは信じられないほど素晴らしい。これがまさにアートと呼ぶべきものです。それは興味深い。人々はそれについて話し続け、そしてこの作品は皆を笑わせている」とコメントしている。
Simon Brooke さんは「私は皆に、あんまり残酷なコメントをしないよう望みます。これは美術学校の学生たちの善意によって作られたものだから」
またChesterfield区議会も次のように述べている。
「この井戸のアートは、このエリアを訪れる人々を惹き付けるためにデザインされました。もし公に知れ渡ることで、人々に地元の店や歴史的な市場の街を訪れて楽しんでもらえるよう促すことができるのなら、街にとって良いものとなるでしょう」
確かに似ているとは言えないかもしれないが、学生たちが作ったことを考慮し、大目に見てあげた方がいいのかもしれない。(了)
出典元:METRO:‘Horrendous’ Princess Diana memorial mercilessly mocked by locals(9/12)