Kitty Hawk

世界初の“空飛ぶタクシー”が実現に向け、ニュージーランドで実証実験を開始させることが明らかになった。

ニュージーランド企業と政府の協力により実証実験開始

この“空飛ぶタクシー”を開発したのは「Kitty Hawk」。Googleの共同創設者であるLarry Pageがバックアップし、米国カリフォルニアに本社を構えるスタートアップ企業だ。

同社のタクシーはニュージーランド政府の協力により、近日実証実験に入るという。

一方、同社は昨年10月よりニュージーランドでの実験を重ねてきた。

今後はニュージーランド企業Zephyr Airworksのオペレーションにより、一般利用者向けのサービスを開始するに向け、ニュージーランドでの実証実験を行っていく模様だ。

また両社の協力下においては、一般利用者向けのサービスを行うための許可取得に向けても動き出すという。

将来的には航空機とライドシェアの代わりに？

「Cora」と呼ばれるKitty Hawkの“空飛ぶタクシー”は、同社のホームページによると二人乗りで高度915メートルほどを最高時速180キロほどで飛行することが可能とのこと。

またCoraは自動運転が可能なソフトウェアを搭載すると共に、ヘリコプターのような垂直離陸ができるという。

さらに将来的には航空機、あるいはライドシェアと同様の役割を果たすようになることが想定されているとのことだ。

Kitty HawkのCEO、Sebastian Thrun氏はこれについて声明で「“空飛ぶタクシー”Coraのプロトタイプにおいては、我々はこの新たな移動手段のための研究と開発に、8年もの間専念してきた」と述べる。

「我々はこの新技術のため、ニュージーランドの人々と共に働くことを心待ちにしている」

ちなみに同社はこのサービスが一般向けにいつ実現することになるかについては、明確な時期を設定しないとのことだ。

自動運転技術と“空飛ぶタクシー”という二つの最新技術を兼ね備えたCora。一般向けにサービスが開始される日がいつ訪れるのか楽しみだ。(了)

出典：USA TODAY：‘Flying taxi’ backed by Google co-founder prepares to take flight(3/13)

出典：Markets Insider：Google cofounder Larry Page has been secretly testing flying taxis in New Zealand(3/13)