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もはや異常事態…アメリカで銃乱射事件が多発、3日間で11件、17人が死亡

もはや異常事態…アメリカで銃乱射事件が多発、3日間で11件、17人が死亡
Twitter/ABC News

アメリカでは先週末からの数日間に、銃乱射事件が多発していると、大手メディアが伝えている。

 

6月3日から5日までに11件発生

 

ABC Newsによれば、6月3日から5日の深夜までに、全米で11件の銃乱射事件が起き、17人が死亡し、62人が負傷したという。

 

まず6月3日には、バージニア州の町、チェスターで銃乱射事件が起き、1人が死亡、7人がケガを負っている。

 

6月4日は数多く事件が起きており、ジョージア州の町、Maconでは1人が死亡、3人が負傷。ニューヨーク州の町、Hempsteadでも1人が死亡、3人が負傷した。

 

サウスカロライナ州の町、Summertonでは1人が死亡、7人が負傷。ミシガン州の町、Saginawでは3人が死亡し、2人が負傷している。

 

同じくミシガン州の町、Grand Rapidsでも1人が死亡、3人が負傷し、テキサス州の町、Socorroでは5人が負傷したという。

 

アリゾナ州の町、Mesaでは2人死亡、2人負傷、同じくアリゾナ州のフェニックスでも1人死亡、8人負傷した。ペンシルベニア州の町、フィラデルフィアでも3人が死亡し、11人が負傷している。

 

6月5日には、テネシー州の町、チャタヌーガで銃乱射事件が起き、3人が死亡、11人が負傷したという。

 

過去5年間に9万人以上が銃関連で死亡

 

「Gun Violence Archive」のデータによれば、アメリカでは銃にまつわる事件により、過去数年で多くの犠牲者が出ているという。

 

実際に、過去5年間で9万4833人が死亡し、 18万5480人がケガを負ったそうだ。 また今年の6月3日までの1週間でも、412人が死亡し、911人が負傷している。

 

無論、このデータには銃乱射事件だけでなく、銃による自殺なども含まれているが、それでも今年はすでに、8255人が銃で命を落としているという。

 

5月14日にはニューヨーク州バッファローのスーパーマーケットで、人種差別的な動機から犯人が銃を発砲し、10人が死亡、3人が負傷。5月24日にはテキサス州ウバルデの小学校で、19人の生徒と2人の教師が殺されている。

 

6月1日には、オクラホマ州タルサの医療施設で銃乱射事件が発生し、医師と3人が死亡した。

 

ニューヨーク州では新たな銃規制法

 

ニューヨーク州のホークル知事は6日、殺傷能力の高い銃や防弾チョッキの購入に新たな制限を設ける、銃規制法案に署名したという。

 

これにより半自動小銃を購入・所持できる年齢が、現在の18歳から21歳に引き上げられるそうだ。

 

ニューヨーク州バッファローのスーパーマーケットで、黒人を狙って銃を乱射した男は18歳だったと言われている。(了)

 

出典元:ABC News:At least 17 killed, 62 injured in mass shootings across the US over weekend(6/7)

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