人肉を食らったロシアの殺人鬼、ウクライナで戦うために釈放される
ロシアで殺人を繰り返した男が、ウクライナで戦うために刑務所から釈放されたと報じられている。
殺害後に、男性の肉を食べる
その男とは、サハリン出身のデニス・ゴリン(44)だ。
彼は2003年に殺人の罪が確定し、2010年には仮釈放されたのだが、その後再び男性を刺し、殺害後にその肉体を食らったという。
またゴリンは2018年にも殺人罪で起訴され、懲役22年の判決を受けていたそうだ
しかしロシアの独立系メディアの「Agentstvo」は11月23日、ゴリンがウクライナで戦うために、釈放されていたと報じた。
また別のメディアによれば、ゴリンはすでに先月、軍服のようなものを着た自分の写真をソーシャルメディアに投稿していたという。
さらに詳細は不明なのだが、彼はすでに中等度の怪我で、ユジノ・サハリンスクの病院にいるとの情報もあるようだ。
ロシアの刑法では、人肉を食べたことによる特別な罪はないらしく、ゴリンは合計で少なくとも4人を殺害したと言われている。
刑務所から人材を集める
ロシアでこのような殺人鬼が、ウクライナとの戦争に参加するために、刑務所から釈放されるケースは、これが初めてではない。
2008年に十代の若者グループを殺害した罪で、懲役20年の判決を受けたニコライ・オゴロビャク(33歳)も、ウクライナで6カ月間戦闘に参加した後、7年早く釈放されたという。
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」や、ロシア国防省も、刑務所から大量の人材を集め、ウクライナでの戦闘参加を条件に恩赦を与えてきた。
また最近では、捕虜になったウクライナ兵にも、ロシア側について戦場で戦うことを条件に、恩赦を与えていると言われている。(了)
出典元:Moscow Times:Russian Murderer and Cannibal Released to Fight in Ukraine – Reports(11/23)