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イスラエルと「ハマス」が2日間の休戦延長で合意、4回目の人質交換も進行中

イスラエルと「ハマス」が2日間の休戦延長で合意、4回目の人質交換も進行中
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イスラエルと「ハマス」との戦闘停止は11月24日から4日間となっていたが、さらに2日間、休戦を延長することで合意が成立した。

 

同じ条件で48時間の休戦

 

「ハマス」は、カタールとエジプトとの調停により、さらに48時間の休戦に合意したと発表した。

 

当初、休戦は24日から4日間とされたが、その期限が迫る約12時間前、カタールとエジプトの調停者の必死の努力により、合意に至ったという。

 

この休戦も、これまでと同じ条件で、「ハマス」側が人質を解放するのと同時に、イスラエル側も刑務所に収監していたパレスチナ人を釈放することになる。

 

イスラエル人11人、パレスチナ人33人

 

すでに4回目となる人質交換も進行中で、イスラエル国防軍(IDF)によると、人質11人が現在、ガザ地区からイスラエル国内へ向かっているという。

 

カタール外務省の報道官は、解放される予定の11人のうち3人がフランス国籍、2人がドイツ国籍、6人がアルゼンチン国籍だと明らかにした。

 

 

またカタール外務省は、イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人、33人も釈放される見通しだと述べた。

 

「ハマス」側も、釈放されるパレスチナ人のリストをすでに受け取っており、33人のうち3人が女性で、30人が子供(未成年)だとしている。

 

残された人質は184人

 

イスラエル政府の報道官は27日、ガザ地区で現在も拘束されている人質の総数が184人で、その中には外国人14人と二重国籍のイスラエル人80人が含まれていると発表した。

 

「ハマス」が26日に解放した人質17人には、4歳のイスラエル系アメリカ人の少女、タイ人3人、ロシア人1人が含まれており、イスラエル人は全員女性か子供だったという。

 

ガザ地区の人々を支援している団体は、休戦が2日間延長されたことを歓迎しているが、同時にイスラエル軍が攻撃を再開した場合、人道危機がさらに深刻化することに懸念を表明した。

 

特に、心配されているのが、南部の町、ハンユニスにいる人々への影響だ。ここにはイスラエル軍に命じられ、ガザ地区北部から多くの人が避難しており、イスラエル軍はこの町でも作戦を展開すると宣言している。

 

またイスラエルのギャラント国防大臣は27日、軍隊に対し、戦闘が再開されれば「(攻撃)力はさらに増し、戦闘は全域で行われるだろう」とし、「あと数日の猶予がある。我々は戦いに戻り、同じ量以上の力を使うつもりだ」と語ったという。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: 11 freed hostages on their way to Israel, says IDF; Gaza truce extended two days, says Qatar(11/27)

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