イスラエルを支援する企業をボイコットするためのアプリ、グーグルが停止
グーグルのアプリストアが、ボイコットすべき企業を教えるアプリの利用を停止した。
イスラエルを支援しているかを確認できる
そのアプリとは「NoThanks」と呼ばれるもので、検索するとイスラエルを支援する企業や製品を確認できるという。
実際に、アプリを起動し、スマホで商品のバーコードをスキャンしたり、検索バーにシリアル番号を入力したりするだけで、その製品がパレスチナの子供たちの殺害をサポートしているかどうかを確認できるそうだ。
しかし先日、「NoThanks」は、グーグルのアプリストア「Google Play」での利用が一時的に停止された、と明らかにした。
🚨🇮🇱 There is a new app that identifies ISRAELI products so you don’t financially support GENOCIDE! pic.twitter.com/AN1kMJZ72t
— Jackson Hinkle 🇺🇸 (@jacksonhinklle) November 29, 2023
約1カ月で10万件以上ダウンロード
「NoThanks」のアプリは11月7日にSNSの「X」上で初めて発表され、その後「Android」と「iOS」でリリースされたという。
アプリの開発者は「X」において、「イスラエルの虐殺を支援する製品のボイコットにご協力ください」と呼びかけており、11月29日時点で、10万件以上ダウンロードされたそうだ。
しかし今回のグーグルでの停止を受けて、「NoThanks」は、アプリの紹介文にある「パレスチナで子供を殺す支援をしている製品かどうか」という箇所が引っ掛かったとし、それを削除し、もう一度申請するとした。
その後、アプリは再び許可され、現在は最新版が「Google Play」で利用できるようになっている。
The app is back online in play store finally, and the link to download it is here:https://t.co/VpuH12Z1It pic.twitter.com/Xb4tyWjikO
— NoThanks (@NoThanksBoycott) December 3, 2023
実は、マクドナルド・イスラエルは、イスラエル国防軍(IDF)の兵士に無料または割引価格で食品を提供すると発表したため、親パレスチナの人々からボイコットされたという。
ただしその後、マクドナルドの本社は「この紛争に関与している、いかなる政府にも資金提供や支援を行っておらず、食品の寄付も現地のパートナーが独自に行ったもの」だと説明している。
またフィンランドの首都、ヘルシンキでは、親パレスチナの人々がスターバックスの店を占拠し、ボイコットを呼びかける出来事も起きたそうだ。
“Starbucks, Starbucks, you can’t hide, you make drinks with Genocide!”
Activists stage a sit-in at a Starbucks located in Finland’s capital, Helsinki, calling out its support for the Israeli occupation. pic.twitter.com/WTss0spbf9
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) December 1, 2023
Yes you can make a difference pic.twitter.com/psaBYJNNdI
— NoThanks (@NoThanksBoycott) December 6, 2023
スターバックスはイスラエルを支援しているとして、世界的にもボイコットされているという。(了)
出典元:Newsweek:Google Removes App That Helps People Boycott Pro-Israel Companies(12/1)