イスラエル軍がガザ南部への地上侵攻を開始、大規模な空爆も実施
イスラエル軍が、ガザ地区南部への地上侵攻を始めたと認めた。
イスラエルの地上軍が南部へ進軍
イスラエル軍の報道官は12月3日、「ハマス」に対する地上作戦を、ガザ地区の「あらゆる地域」に拡大したと発表した。
また現在、イスラエルの地上軍も南部に進軍していると認めたという。
さらにイスラエル軍はガザ地区南部の町、ハンユニスでも、戦闘機とヘリコプターにより、大規模な空爆を行ったと明らかにした。
ハンユニスの病院にいるユニセフの報道官、ジェームズ・エルダー氏も3日、「ガザ南部で現在、この戦争の中で最悪の空爆が行われている。私は大量の子供の死者を見続けている」と訴えた。
— James Elder (@1james_elder) December 3, 2023
Another intense evening of attacks here in Khan Younis, in #Gaza pic.twitter.com/682rHFai4l
— James Elder (@1james_elder) December 3, 2023
ケガ人は麻酔なしで手術を受けている
SNSにも血まみれになった多くの子供たちが抱きかかえられて運ばれ、また息絶えている悲惨な様子が投稿されている。
“Bury me with him!”
This is the moment Palestinian boy Saaed bids farewell to his brother Mohammad, who was killed in an Israeli air strike on Gaza City.
More than 700 Palestinians have been killed since a truce between Israel and Hamas ended. pic.twitter.com/f5xSAk0VmG
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 3, 2023
“I don’t want to put her in the fridge.”
This Palestinian mother in Gaza refuses to leave her daughter after she was killed in an Israeli attack in Deir el-Balah ⤵️ pic.twitter.com/E7dxH6l4ho
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 3, 2023
パレスチナ赤新月社(PRCS)によれば、ケガを負ったパレスチナ人は「麻酔なしで切断手術を受けており、切断後に悲劇的に命を落とした人もいる」という。
またケガを負った5歳未満の子供たちの80%が、重度の火傷を負っており、しばしば手足を切断せざるを得ない状況になるそうだ。
180万人が家を追われる
2カ月及ぶイスラエル軍の攻撃により、すでに180万人のパレスチナ人が家を追われているという。
しかもイスラエル軍はガザ地区の北から南まで、繰り返し難民キャンプや住宅を攻撃しており、もはやパレスチナ人の逃げられる場所がなくなりつつあるそうだ。
国際刑事裁判所のカリム・カーン主任検察官も、SNSにおいて次のように述べている。
「あまりにも多くの人が死に、多くの人がケガをし、トラウマや心の傷で苦しんでいる。人間性を尊重するのなら、今が法を尊重すべき時です。私たちの事務所は、これらの問題を積極的に調査しています」(了)
Some brief reflections yesterday before departing Ramallah at the end of the first mission by a Prosecutor of the ICC to Israel or the State of Palestine. Too many have died, too many are being injured & too many suffering trauma & heartbreak. It’s time to respect the law if we… https://t.co/XWrf4m0gcQ
— Karim A. A. Khan KC (@KarimKhanQC) December 3, 2023
出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: over 15,500 Palestinians killed by Israeli strikes in last two months, says Gaza health ministry(12/3)