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ガザ地区では年末年始もイスラエル軍の攻撃が続く、「ハマス」もロケット弾で報復

ガザ地区では年末年始もイスラエル軍の攻撃が続く、「ハマス」もロケット弾で報復
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イスラエル軍は大晦日から正月にかけても、ガザ地区で攻撃を行い、多数のパレスチナ人が死亡した。

 

2万1978人のパレスチナ人が死亡

 

ガザ地区の住民によれば、中央部での戦闘は1月1日も続き、イスラエル軍の戦車が、アルブレイジ難民キャンプに突入し、ヌセイラトやアルマガジにも空爆が行われたという。

 

またガザ地区北部のジャバリヤでは、爆撃された家の瓦礫の中から、15人の家族の遺体が発見されたそうだ。

 

さらに南部の都市、ハンユニス市の西部と中心部でも空爆と砲撃が行われ、過激派組織「イスラム聖戦」は、イスラエル軍との衝突があったと認めている。

 

ガザ地区の保健当局は1月1日、10月7日以来のイスラエル軍のガザ攻撃で、合計2万1978人のパレスチナ人が死亡、5万6697人が負傷したと発表した。

 

また過去24時間、156人のパレスチナ人が死亡し、246人が負傷したと明らかにした。

 

「ハマス」が新年とともにロケット攻撃

 

この報復として「ハマス」は年が明けると同時に、イスラエルの南部と中部に向け、ロケット弾を多数発射したという。

 

これによりイスラエル全土に警報のサイレンが鳴り響いたが、現時点で負傷者は報告されていない。

 

「ハマス」の軍事部門である「アルカッサム旅団」はSNSに動画を投稿し、イスラエルによる「民間人の虐殺への対応」としてM90ロケット弾を発射したと明らかにした。

 

ハマスの精鋭部隊の司令官を殺害と主張

 

一方、イスラエル側は、「ハマス」の精鋭「Nukhba部隊」のAdil Mismah司令官を、ガザ地区中央部にある都市、Deir al-Balahで殺害したと主張した。

 

この司令官は、10月7日に「ハマス」によって行われた、イスラエル南部への越境攻撃にも参加したとみられている。

 

またイスラエル軍は、「ハマス」に対し、より標的を絞った作戦に移行するため、ガザ地区から一部軍隊を撤退させているそうだ。

 

軍の当局者によれば、撤退は予備役兵(徴兵された約30万人)に焦点を当てており、「イスラエル経済を再活性化する」ことを目的にしているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Gaza war live: Israel to withdraw some troops from Gaza; IDF says it has killed Hamas commander(1/1)

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