ウクライナ軍、ロシアの早期警戒機を2機破壊したと発表
ウクライナ軍は1月15日、ロシア軍のレーダー警戒機を2機破壊したと明らかにした。
「ベリエフA-50」と「イリューシンIl-22」
ウクライナ軍の最高司令官、ヴァレリー・ザルジニ氏は、ロシア軍の早期警戒機(偵察機)「ベリエフA-50」と、早期警戒管制機「イリューシンIl-22」を破壊したと明らかにした。
両機は1月14日の夜、アゾフ海上空を飛行していたが、午後9時10分にウクライナ軍の防空システムが探知、攻撃を行ったという。
「ベリエフA-50」は攻撃によりすぐに墜落。一方、「イリューシンIl-22」はひどく損傷し、ロシア南部の黒海に面した町、アナパにある飛行場に緊急着陸したそうだ。
Russian “military correspondents” published a photo of what is reportedly the Il-22 aircraft shot down by Ukrainian Air Forces yesterday. https://t.co/A5eJ463xte pic.twitter.com/bgd446bofG
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) January 15, 2024
どんな攻撃を行ったのかは不明
ウクライナ軍がどのような攻撃を行ったのかは、明らかになっていない。また損傷した「イリューシンIl-22」の様子は、ロシアの軍事ブロガーによって、ネットにも投稿されたという。
SNSにも、尾翼部分を損傷した「イリューシンIl-22」の未確認画像が投稿されているそうだ。
ウクライナ空軍のユリー・イフナット報道官は、「A-50」偵察機が「我々にとっての優先目標だった」とし、「Il-22」は修復不能な損傷を受けたと述べたという。
一方、ロシア当局者らは、「正確に何が起こったのかについて、情報はない」と述べているそうだ。
イギリス国防省によると、ロシアには現役の「A-50」が6機しかないという。
またウクライナの諜報機関は先週、ロシアの都市チェリャビンスク郊外の空軍基地に駐機していた「Su-24」戦闘機を攻撃したと明らかにした。(了)
出典元:The Guardian:Ukraine shoots down two Russian aircraft in disastrous day for Kremlin(1/15)